メガソーラーに対する言及
そして、メガソーラーに対する言及である。
田久保氏はオーガニックなカフェを経営していて、自然保護の観点からメガソーラー発電所計画に関する反対運動をしてきた人物。公約にもそれを掲げていた。
ただ、伊東市八幡野のメガソーラー発電所計画は2018年に伊東市がこれを防ぐ条例を可決施行している等、小野達也前市長時代に実質ストップされている。小野氏がメガソーラー推進派であるという事実はなく、ストップをかけてきた側だ。小野氏と田久保氏の相違点はメガソーラーに関するものというより、新図書館建設を巡ってのものではなかったのではないだろうか。
そうにもかかわらず、前市長が推進派であるかのような投稿をSNSでしたり、自分がメガソーラーを推進する既得権益を持ったグループと戦っていると誘導しようとするかのような投稿を繰り返している。ようするに、敵対勢力の陰謀でハメられたと誘導しようとしているように思える。
実際、そのような認識で田久保氏を擁護する人も多少現れた。特に大きな動きにはつながらなかったが。
こういう田久保氏の動きは斉藤元彦兵庫県知事や立花孝志氏、斎藤支持派の人たちの影響を受けたものだろう。告発文書を怪文書扱いするあたりも影響が感じられる。
斎藤氏の場合、立花氏の力が大きいわけだが、田久保氏の場合はそういった影響力のある人物があらわれなかったため、特に大きな擁護活動が生まれなかったわけだが。
立花氏がこの件にかかわらなかったのは余力がなかったのか、うまみがない案件と思ったのか。なんであれ、そういった動きがおこらなかったのは田久保氏の誤算で、おおいに期待していたのではないか。