私はこれは正直、知識に欠け歴史に詳しくない者の発言に感じた。そして、自分を多数派だと思っている、あるいは自分で勝手に強くなった者の発言とも思った。アレン様は当然後者だろうが、つまりは世間一般的な雑な発言ということでもある。
先の発言を絶賛したのは当然アレン様のファンのクリマンたちと、一部トランスヘイターや参政党信者も混じっていた。
いじめと少年院から勝手に強くなったアレン様はいいのだが、そのクリマンたちが「LGBTの友人がいるLGBT差別者」にならないようにと私はささやかに願うのだった。個性のかたまりなのに路上で巨根を勃起させるというだけで、アレン様はすごい才能なのだから。
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PROFILE:
サムソン高橋(さむそん・たかはし)
鳥取県出身。ゲイ雑誌『SAMSON』 編集部で編集者およびライターとして勤務し、同社の『SAMSON ViDEO』も制作。2002年に退社。その後はフリーライターとして活動。能町みね子と同棲生活をしている。主な著書に、『世界一周ホモのたび』(ぶんか社)シリーズ。
twitter:@samsontakahashi