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日本一の参政党ウォッチャー黒猫ドラネコが語る参政党崩壊の予兆

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黒猫 私が取材し始めた2022年と現在とでは全く違っています。22年頃は、陰謀論、スピリチュアル、オーガニックといった類いの主張に惹かれて集まった中年、高齢者。私は「目覚めた中高年」と呼んでいますが、そういった層が中心でした。穏やかで、目をキラキラ輝かせた、ようやく自分が誇れるものが見つかったといった感じの優しいおじいちゃん、おばあちゃんです。政治資金パーティーの参加費は1万円とか2万円ですが、前のほうの席はゴールド席とかプラチナ席と言って20万円くらいします。それがほとんど埋まるので、お金に余裕がある中高年が参政党の経済面を支えていることがわかります。ところが今春以降の参政党ブームで乗っかってきた、ふんわりした新たな支持層は、「勝ち馬に乗りたい反左翼」といった感じ。攻撃的な若い人も増えました。なぜだか、演説現場では女性がかなり多いのに、支持率で見ると男性のほうが多いんですよね。

――従来のネトウヨとは違うんでしょうか。

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黒猫 政治資金パーティーで延々と特攻隊の歌や愛国ラップとかもやってたりするわけで、ネトウヨ的ではあります。いま乗っかってきている人の中にはネトウヨもいると思います。ただ、もともとの支持者たちはネトウヨとは少し違う気もしますね。当初の参政党は、主張の一部やベースに排外主義を含みつつも、メインの主張は反ワクチンだったりオーガニックだったりで、排外主義を主要テーマとして掲げてはこなかった。神谷氏は、外国人に対して攻撃的な雰囲気を見せることは嫌がります。ど真ん中のネトウヨを参政党は歓迎していないし、仮にど真ん中のネトウヨにしてみれば、参政党に入っても物足りないと感じるのではないでしょうか。しかし参政党も内部では、「あいつら外国人が悪いんだ」ということにして、支持者の結束を固める材料にしているんですよ。大っぴらにヘイトスピーチなどをするのではなく、内輪でコソコソ言い合っているような感じの集団です。

――弱腰のソフトネトウヨということですね。私自身、メディア関係者からお決まりのように尋ねられるのが、参政党には宗教団体など特定のバックの組織があるのではないか? という質問です。

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