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『テコンダー朴』原作者白正男による正しい歴史認識と人権思想講座 第31回 海外からの観光客が日本とかいう後進国に押し寄せている

連載
故安倍晋三元首相とインドのモディ首相。
連載社会
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 日本政府の円安政策は、スターリン政権のソ連が実施した飢餓輸出と同レベルの人類史上最大最悪の国家犯罪といわざるを得ない。民主党政権の2010年頃は1ドル80円台だった。革命的プロレタリア政党である立憲民主党と日本共産党は今すぐ武装蜂起して、反動的ブルジョワ政権である自民党政権を打倒せよ!

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日本帝国主義打倒のためインドやタイに頻繁に訪れていた過去

 自分がインドを初めて訪れたのはもう20年以上も前のこと。その頃の自分は日本帝国主義の打倒と世界同時革命を目指しており、日帝の侵略に抵抗するアジアの民衆と連帯する必要性を感じていた。それでインドやタイなどの後進国を頻繁に訪れていた。つまりどういうことかというと、かつて日本円が最強だった時代は少しバイトした程度の金で、物価の安い後進国のビーチで数カ月遊んで暮らすことができたのだ。当時は沖縄に行くよりも海外に行ったほうが断然安かった。

 そして現在、海外からの観光客が日本とかいう物価の安い後進国に押し寄せている。先進国の白人様から見れば、円安の日本はインドやタイと大して変わらない安い国なのかもしれない。昨年は外国人観光客向けの1万8000円の海鮮丼「インバウン丼」がぼったくりだと話題になっていたが、騒いでいたのは日本人だけだった。先進国の観光客にとっては「自国で食べるより安くてお得」とのことで、普通に注文されていたという。先進国の外国人観光客と元先進国の日本人とでは大きな経済格差があるようだ。日本がこんなに急激に落ちぶれるとは……。いきなり後進国かよ? チョッパリらしいな。

 

文/白正男
写真/Wikipediaより(公表:インド報道情報局)
初出/実話BUNKAタブー2025年8月号

PROFILE:
白正男(はく・まさお)
職業:義士、漫画原作者。出身成分:核心階層(抗日戦士)。正しい歴史認識と人権思想を啓蒙するため、本誌連載作品『テコンダー朴』の原作を担当。
X:@hakubaek31@taekwondo5000

 

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