ネット上で高市氏による「候補者と認知された瞬間から始まる誹謗、中傷、脅迫。私も家族も苦しみ抜いた。著者の指導通り勝利への道は『強い意志』だ。国家と故郷への愛と夢を胸に、青年よ、挑戦しようよ!」という推薦文の画像が確認できる。
14年に推薦文の件が報道されると、記憶が無く、本人も著者を知らない、コメントはできないという声明を出したわけだが、そんないい加減な話はない。高市氏による推薦文が実在するのは事実なのだから。
当時の首相である新生党時代の羽田孜氏も推薦文を書いており、著者とのお付き合いで推薦文をだした人も多いと思うし、高市氏もその一人であるのかもしれない。内容も読まずに適当にだしたのかもしれないし、推薦文を求められた事務所が適当に代筆で処理し、自分では書いてないということもあるかもしれない。しかし、覚えてようが覚えてなかろうが、そういう本に推薦文をだしたこと自体に対する見解についてはコメントすべきだし、可能なはずだ。
ちなみに、内容については、
・ポピュリズムの推奨
・説得できない有権者は政治活動を一切できないように工作すべき
・表と裏を使い分ける
・公職選挙法の否定
・警察の捜査に対抗して証拠隠滅を図るべき
・女性は直情的で難しい理屈や理論より愛情をもって接するべき
といったものらしい。
また、女性として最年少での当選と著書に書いていたが実際には1946年に26才で当選した女性がいたとか、初立候補時に怪文書がまかれたと主張しているが確認できないとか、そういった話に事欠かない人である。