発表されている取り調べでの発言をもとに考えると、容疑者は潜入後に大使と直接会って直談判して、自分の主張を聞きいれなければ自決しようとしていたと語ったと考えるのが自然だろう。
刃物は大使館の植え込みから見つかった(容疑者が都内で購入し、現場に持ち込んだものであることは判明している)ということだが、これは敷地内でうろついているのを大使館員に見つかったのであわてて隠したということなのだろうか。
単に潜入の際に落っことしたのだろうか。
あらかじめ隠しておいて、上手くいかなかったときに使おうとしていたのか。
そもそも、殺害発言も自決発言もどこまで本当かよくわからない。
「殺害する」と言ったとしたら本気で言ったのか、脅しで言ったのか。
自決発言にしても、本当にそれだけのために刃物を携帯したのか、交渉の際に脅しで使うつもりだったのか、それ以上の目的が実はあったのか。
結局、現時点では何もわからないので、いくつかの可能性を考える以上のことはできないのである。
現時点では事件そのものについてはこれ以上語れることはないのだが、事件をきっかけに起こった気になることはある。
それは竹田恒泰氏のX上での行動である。
2020年に陸上自衛隊幹部候補生学校、2022年に陸上自衛隊教育訓練研究本部(陸上自衛隊の高級指揮官・幕僚の育成を目的とした幹部高級課程が開設されており、その幹部高級課程学生に向けて)で講演を行ったことがある竹田氏。
事件後、竹田氏の自衛隊関連での講演と今回の事件を結び付けた言説がX上で散見されるようになり、竹田氏がX上でこのように投稿。
