ただ、自衛隊が竹田氏を招へいしたこと自体が事件を起こした原因にはならないが、自衛隊が竹田氏を招へいするようなことを許可する組織であることは問題だ。
歴史にしろ、政治にしろ、彼の主張にはエビデンスが明確ではないものがあるし、統計の一部だけを取り出したり、少数しか支持していない学説を主流のように語るところがあるものである。
他国の政治体制批判というだけではなく文脈や表現として国民自体を差別的に揶揄していると捉えられるようなものも多い。
極度な日本アゲが基本だが根拠がはっきりしないものが多い。
最近の国際政治に関するYouTube配信も「保守」「右派」の一般ユーザーにウケのいい希望的観測、中国サゲが多く、冷静に情報に分析してのというより、ウケ重視の恣意的な分析だろう。
思想の話ではなく、そんなレベルの人間に国防の要である自衛隊が講演させていたというのは、思想的にどうとかいう話以前の問題だ。
軍事に携わる人間が事実ベースでなかったら、なんともならないわけで。
竹田氏のようなビジネス「保守」の講演を真に受けてありがたがるような幹部候補生は少数だろうし、ビジネス「保守」をありがたがってよぶ自衛隊幹部も少数だとは思う。
しかし、そういった人間が少数であろうとも存在することは確かであり、そういう人間に対して組織としてどのような対応をしているのか、自衛隊内の教育の問題が問われることになるのではないだろうか。
〈金曜連載〉
画像/中華人民共和国駐日本国大使館の画像(wikipediaより)
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PROFILE:
ロマン優光(ろまんゆうこう)
ロマンポルシェ。のディレイ担当。「プンクボイ」名義で、ハードコア活動も行っており、『蠅の王、ソドムの市、その他全て』(Less Than TV)が絶賛発売中。代表的な著書として、『嘘みたいな本当の話はだいたい嘘』『90年代サブカルの呪い』(コアマガジン刊)『音楽家残酷物語』(ひよこ書房刊)などがある。
X:@punkuboizz
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