ただ、「裏でどんな力が働いているか知らないけど、そっちを取り上げずに京都ばっかりやって……」と陰謀論めいたことを言い出されると話は違ってくる。
マスコミが京都の事件ばかり取り上げて〇〇を取り上げないのは背後に何らかの力が働いているのではという志らく氏のような意見は左右問わず見られるし、何らかの組織(政府だったりリベラル・左派政党だったりがここにあてはめられる)が〇〇のことが世間に知られないようにするため意図的に京都の事件を大きくとりあげさせているという、より陰謀論に踏み込んだ意見も目にする。
ほんとにバカバカしい話である。
辺野古沖転覆事故がそんなに取り上げられない理由
京都小6死体遺棄事件がワイドショーで連日取り上げられるのは視聴率がとれそうな下世話な興味を誘う要素が多いからだ。
辺野古沖転覆事故がそんなに取り上げられないのは、興味を持つ層が限られていると判断されただけのことだろう。あの事故に強い興味を持っているのは「共産党による悪事を暴け!」となっている人か、基地問題・平和教育問題に普段から強い興味を持っていて今回の事故を憂いているような人になるわけで、そういう人は少数派なのである。
政治問題・社会問題よりも基本的に三面記事的な犯罪やゴシップやスキャンダル性の強いもののほうが数字がいいという現実や制作側の認識がある。
ワイドショーでは数字がとれそうな犯罪やゴシップやスキャンダル性の強いものを取り上げることが多いのはそういうわけで、そもそもあれは報道番組ではなくバラエティー番組なのである。制作側が報道の意義とかいう問題をどこまで本気で考えているかというと怪しいものである。
志らく氏はワイドショーの司会やコメンテーターをやってきた人物であるが、自身がそれをやっている中で背後の力によって取り上げることができないという実例を体験したのだろうか。もしそうならそれはどういう事例かはっきり教えてほしいものである。
