ポピュリズム政党
れいわ新選組は左派政党だと言われることも多いがポピュリズム政党であると思っていて、一貫した政治的志向を持った人、政策や活動をよく吟味するような人よりも、エビデンスをちゃんと呈示されるよりも感情にうったえてくるものに弱い人がより多く支持してきた政党だ。
その点では参政党に近い存在であることはたびたび書いてきたが、一見すると左派と右派で正反対のように見える両党だが、感情に訴えるようなやり方をしているという点では似ているのだ。
俳優としてのスキルが反映された山本のスタイルと違い、参政党代表・神谷宗幣の演説スタイルはマルチビジネスや自己啓発セミナーの講師を思わせるものだが、人の感情に訴える「熱さ」を持っているという点では共通するものがある。
参政党は露骨に反ワクチン陰謀論・反グローバル陰謀論を主張しているが、れいわもより常識的なものであるが反グローバル主義的な政策を持っている。
現在、参政党と密接な関係をもっていると思われる経済評論家・三橋貴明だが、一時期は三橋の公式YouTubeチャンネル「三橋TV」などに山本がゲスト出演するなど、れいわ方面とも関係があった(ちなみに、山本は自身が共同代表を務める消費税減税研究会に高橋洋一を講師に招いたこともある)。
三橋を通して経済政策的な共通点が生じているのか、両党が共通する経済政策から三橋に接近したのかはわからないが経済政策に一致する部分があるのは確かだ。
また理由は異なるがワクチン接種に反対する主張が両党にあり、無農薬といったオーガニック的なものへの親和性が高い。
一時期頻発していたいわゆる「財務省解体デモ」は様々な主催者が独自に行っていたものだが、排外主義的陰謀論を唱える主催者がいる一方でれいわを支持している主催者も複数おり、その中には反ワク陰謀論を唱えているものもいた。
漠然としたワクチンに対する疑念、エビデンスに基づいたというよりスピリチュアル的なものに近いオーガニック信仰の人々の受け皿として両党は近い存在なのである。
太郎ロスによってれいわ支持者が参政党に流れるのではないかという意見も出ているが、参政党でいいという人は既に流れてしまっている気がして、今も残っている人は現状で残っている個人の今後の活動を応援するか、新しい何かに向かう人のほうが多いのかもしれない。
