ある種の「英雄」的言動
山本太郎は演説の上手い人だと思う。
この場合の演説の上手さは政策をわかりやすく聴衆に説明することに長けているというよりも、聴衆を引き付ける話術を持っているというものである。
話しの間、動きといったものが非常に人を引き付けるものがあり、そこは彼が俳優であったことと無縁ではなく、そこで培ったスキルが反映されてのものだろう。
演説中の彼は非常に魅力的で、魅力的だからこそ転がりようによっては非常に危険な人物になると2010年代後半から思っていた。彼の人気とは政策とかではなく彼のキャラクターからくるものであり、政治家としての彼の言動の是非ではないところで形成されていくものだと思ったからである。今でいう推し活政治的なものの危険性を彼に感じたからだと思う。
演説だけではなく、彼は一種「英雄」的言動で人を引き付けるのにも長けていた。
国会やSNSでの発言も含めて、人々の注目を集めるパフォーマンス的な言動は彼の持ち味となっていた。
●無所属で参議院初当選後に共産党創立91周年記念講演に訪れ、記者に自民党に対する対抗勢力の共闘の必要性を訴える(13年)。
●園遊会で天皇に直接書簡を渡す(13年)。
●国会議事堂前での特定秘密保護法反対デモに集まった人々に対するスピーチ(13年)。
●衆議院議員選挙に安倍晋三内閣総理大臣(当時)と同じ選挙区である山口県第4区から無所属で立候補していた黒川敦彦と共に安倍陣営の出陣式に訪れる(17年)(この黒川は後につばさの党の党首として立花孝志と接近しNHK党の幹事長になり、反ワク活動、参政党への攻撃、N国内の内部紛争からくる立花へのいやがらせ、24年の衆議院東京15区補欠選挙での他党の候補者に対するいやがらせめいた選挙活動で悪名をはせることになる)。
●24年1月1日の能登半島地震発生後の1月5日、現地入りの許可をもらったNPO団体と共に現地入りしての視察。
ぱっと思いだせるものはこれぐらいだが、数多くの国会での目立つ行動もあったし、被災地ボランティアにも長年関わってきた。
