杉作J太郎

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33本目・『やくざ戦争 日本の首領』:杉作J太郎のDVDレンタル屋の棚に残したい100本の映画…連載60

33本目・『やくざ戦争 日本の首領』1977年当時の超豪華出演者による実録(風)やくざ映画である。凄まじく演技力及び存在感のある俳優が次から次に登場してくるのでたとえば現代。現代の若者が見てもそりゃあ知らない人だらけ、馴染みのない人だらけかもしれないが異様な迫力と異常なおもしろみの連続に物語を追うよりもその顔、動き、生...
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32本目・『荒野の処刑』:杉作J太郎のDVDレンタル屋の棚に残したい100本の映画…連載59

32本目・『荒野の処刑』ひとつのクラスに学級委員が20人、そして風紀委員20人ぐらいいる感じだ。いま、たいへんつまらない世の中だと思う。学級委員、風紀委員、あるいはミス〇〇、ミスター〇〇になった知人も多い。そんなに目立ちたいか? そんなに数字が欲しいか? カネが欲しいか? ましてや、なんだろうね。名誉? ほめられたいの...
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31本目・『不良番長手八丁口八丁』:杉作J太郎のDVDレンタル屋の棚に残したい100本の映画…連載58

31本目・『不良番長手八丁口八丁』フラワー・メグさん(以下、メグさん)とこの原稿がアップされる金曜日からいっしょにいる。愛媛県にやってくるのだ。メグさんとお会いしたのは10年ぐらい前だろうか。8年ぐらい前かもしれない。いまは亡き坪内祐三先輩のおかげで知り合えた。去年のレコードストアデイにメグさんのアルバムがアナログで復...
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30本目・『時をかける少女』:杉作J太郎のDVDレンタル屋の棚に残したい100本の映画…連載57

30本目・『時をかける少女』大林宣彦監督にいちどだけお会いしたことがある。握手をしていただいた。両手で私の手を包んでくれた。たいへんあたたかくてじわーっと涙が出てきそうになった。この映画はそんな映画だ。大林宣彦監督の映画はハンドメイド。手作り感覚に満ちているがこの映画も例外でないどころか正真正銘の手作り感覚に満ちている...
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29本目・『コンボイ』:杉作J太郎のDVDレンタル屋の棚に残したい100本の映画…連載56

29本目・『コンボイ』アメリカ版トラック野郎である。「原作/鈴木則文、澤井信一郎」とクレジットがあってもいいぐらいだが、ない。ま、映画に限らず音楽や絵画、演劇にスポーツ、刺激を受けたり影響されたりして成立するものだから似るのは仕方ない。それはペキンパーだろうが石井輝男だろうが当然のことなのだ。トラック野郎として登場する...
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28本目・『黄金バット』:杉作J太郎のDVDレンタル屋の棚に残したい100本の映画…連載55

28本目・『黄金バット』マーベルのキャラクターにひけをとらない凄い奴が日本にもいる。いや、いた。その名は黄金バット!おうごんばっと、と発音する。黄金バット。口に出すのが恥ずかしいほどに古く感じるのは私が子供のころから知っているからだろう。もしなんにも知らなければ。いま初めて『黄金バット』という言葉を与えられたら。金属バ...
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