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32本目・『荒野の処刑』:杉作J太郎のDVDレンタル屋の棚に残したい100本の映画…連載59

荒野の処刑 連載
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32本目・『荒野の処刑』

ひとつのクラスに学級委員が20人、そして風紀委員20人ぐらいいる感じだ。いま、たいへんつまらない世の中だと思う。学級委員、風紀委員、あるいはミス〇〇、ミスター〇〇になった知人も多い。そんなに目立ちたいか? そんなに数字が欲しいか? カネが欲しいか? ましてや、なんだろうね。名誉? ほめられたいの? 良い人だと思われたいの?

くだらん。

くだらない。

まったくくだらない。

おもしろくない。

そんなとき、人は(私は)旅に出たい。帰ってくることのない旅だ。

だが現実には難しい。そんなとき、人は(私は)ビデオを見たくなるのである。話題にもなってない、聞いたこともない、見る必要などどこにもない、出演者も誰一人知らないビデオを見たくなるのだ。それは、それが帰ってくることのない旅ににているからだ。

この映画。

まったく知らなかった。見たのは5年ぐらい前だろうか。8年ぐらい前かもしれない。廉価DVDで買って、見た。新品で380円ぐらいだった。

大当たりであった。

主役チームの女性が美しかった。まさかの乳首が出た。乳首も美しかった。

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