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立花孝志、立て続けに訴訟を放棄:ロマン優光連載337

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337回 立花孝志、立て続けに訴訟を放棄

立花孝志氏が、自身が原告として訴えた裁判で、請求放棄書を立て続けに提出するという面妖なことが起こっている。

兵庫県議会調査特別委員会(百条委)委員長だった奥谷謙一議会議員に対し、奥谷氏の記者会見での発言が名誉棄損にあたるとして損害賠償を求めた訴訟、立憲民主党の小西洋之参院議に対し、小西氏のSNS上の投稿によって名誉棄損にあたるとして損害賠償を求めた訴訟の2件に対して、立て続けに請求放棄書が提出されたのだ。

請求放棄書を出すということは単に訴えを取り下げるよりも大きな意味を持つ。

訴えを取り下げた場合には、また同じ内容で訴訟を起こすこともできるのだが、請求放棄書を出すということは、原告が自分の訴えに正当な理由がないことを認めるということであり、裁判上での敗北を認めると等しく、確定判決と同じ効力を持っているため、今後同じ内容で訴訟しようとしてもできないのである。

ようするに敗北宣言である。

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訴えを取り下げた場合、再び裁判を行うことができるために、被告側が何度も裁判準備のための負担を強いられることになり、嫌がらせに使うこともできる。そのため、被告側の裁判に対する弁論準備手続が一定以上進行していれば、相手側の承諾をえなければ取り下げが成立しないようになっている。奥谷氏との裁判では当初は単に訴えを取り下げようとしていたのだが、奥谷氏側が認めなかったため415日付で請求放棄書が提出されたという。

その後、奥谷氏、小西氏双方の代理人を務める石森雄一郎弁護士が417日の会見で、小西氏に対する訴訟でも立花氏から請求が放棄されたことを明かしたわけだが、放棄するなら最初から訴えなければいいのにと思ってしまう。

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