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日本の四季は素晴らしいどころか最悪 夏はアフリカより暑く冬は降雪量世界一

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「日本には美しい四季がある」なんて自慢げに語る人がいますが、本当に美しいですか? ここ数年の惨状を体感しても、素晴らしいと言い切れますか? 今や酷たらしい程に暑すぎる夏と極めて寒すぎる冬の二季に成り果てた地獄絵図をとくとご覧あれ!
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熱帯砂漠レベルで暑い日本の夏

今年も暑すぎる。みなさんんも年々暑くなっていると感じているのではないだろうか?

実際、近年日本の夏は外に出ることすら危うい。気象庁が発表した2020年8月の東京の平均気温は34.1℃。エジプトのアスワンが35.8℃というのだから、熱帯地域とほとんど変わらないレベル。

花王が2019年、在日外国人に対して行った調査にて「出身国より日本のほうが暑い」と答えたのは全体の71.3%。中東・アフリカ出身者に限った場合、83.3%にも及ぶ。日本は熱帯より暑いらしい。また「『熱中症ゼロへ』プロジェクト」が2016年に行った調査では在日外国人の75.5%が「熱中症を経験したことがある」と答えている。

つまり日本人だけでなく、海外の人たちの間でも「日本の夏は危険だ」というのは常識になっている。

日本の四季の美しさを書いた『枕草子』の作者である清少納言が現代に生きていたとしたら、「夏は夜」ではなく「夏は酷」としていただろう。

酷なのは暑さだけではない。「(夏は)雨など降るもをかし(=雨が降るのも趣があって良い)」というのは今や昔の話。近年、日本の夏に降る雨は人命に関わる被害をもたらす。その最たるものは、台風。

日本から遠く離れた南の海で発生した台風は東方で鎮座して時計回りの風を吹き出し続ける太平洋高気圧と貿易風によって北西方向へ追いやられたと思いきや、大陸からの偏西風によって右へカーブさせられて、列島を直撃する。その後、日本全国を撫でるように北東へ抜けていくため、全土が被害を被るのである。

気象庁の発表によると、1991年から2020年までの30年間で、地球上における台風の発生数が年間平均で25.1個なのに対し、日本に接近したのは11.7個。上陸したのは3個。合わせて年に14回以上、台風の脅威にさらされてきた。

ちなみに雨が多いイメージのある同じ東南アジアにあるタイに台風が上陸する確率は15年に1回。つまり日本はタイより200倍以上も台風のリスクが高いということになる。

ドイツの非政府組織(NGO)「ジャーマンウォッチ」が公開した「世界気候リスク・インデックス」2020年版によれば、世界183国で最も気候リスクが高いのは日本である。

四季云々の前に、もはや日本は人が住むような場所ではなくなっているのだ。

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