2013年結成、15年にメジャーデビューして今年で10周年となるミセス。
右肩上がりで人気を獲得していった印象だが、特にここ数年の活躍は凄まじく、昨年には史上初となるバンドでの2年連続「レコード大賞」受賞。2年連続での「紅白歌合戦」出場。主要ストリーミングサービスにて26曲が総再生回数1億回を突破しており、全楽曲での国内累計ストリーミング数が100億回を超える史上初のアーティストになっている。
いや、凄い。凄いのだが、何か素直に認められない、応援できない違和感があると思いませんか?
例えば、騒音騒動。
7月26日、27日の週末に横浜山下ふ頭特設会場で行われたデビュー10周年記念の野外ライブ。2日間で10万人を動員した巨大イベントだったのだが、ふ頭を管理する市の港湾局には騒音に関する苦情や意見などがおよそ50件寄せられたという。
SNS上でも「家の中に重低音だけ響く」「かなり苦痛」「ドドドと揺れて不快」「子どもの寝かしつけに影響が出た」など、炎上と言える状況となった。
これに対して所属レコード会社であるユニバーサルミュージックが公式サイトで謝罪文を公表したのは、7月28日のこと。つまり初日の段階で苦情が出ていたのにもかかわらず、特に対応もせずに2日目も行い、すべてが終わった翌日に謝罪してきたという始末。
遅すぎじゃない? しかも謝罪文では「開催概要について近隣住民に事前案内」しているし、「法令などで定める音量基準に準拠」している上、「海側に向けて客席を設置し、客席後方で音が減衰するような事前シミュレーション」といった予防策を講じてきたと説明。しかし風向きにより「想定以上に広範囲に音が拡散」してしまったと報告しているのだが……。
それって1日目の段階でわかっていたよね? 2日目に何か対策を講じた? ねぇねぇ?