“一流芸能人”に座り続ける男
正月に恒例のテレビ番組『芸能人格付けチェック』で一流芸能人の席に鎮座し続ける男、GACKT。YOSHIKIと同格然とした大物っぷりを見て、「何をしている人なのかはよくわからんが、とにかく凄い自信だ!」と思っている方も少なくないだろう。
1990年代後半にメジャーデビューした『SHAZNA』、『FANATIC◇CRISIS』『La‘cryma Christi』と共に「ヴィジュアル系四天王」と呼ばれていたバンド『MALICE MISER』2期メンバーのヴォーカルをしていた。ちなみにこのバンドの売り上げはシングル最高11万枚、アルバム最高30万枚。ミリオンヒット連発の90年代なので“そこそこ”売れていたバンドである。
GACKTがバンドを抜けたのは99年の初め。「最後のミーティングで、メンバー全員と事務所社長から『お前とはもうやれない』と言われた」から。すなわちクビとなり、ソロ活動を開始する。そのタイミングでテレビの音楽番『HEY!HEY!HEY! MUSICCHAMP』に出演。当時から大物然とした態度をダウンタウンが巧みにイジリ倒してくれたおかげでお茶の間の人気を得て、テレビに“そこそこ”出るようになっていく。
西川貴教同様、「おもしろヴィジュアル系ソロシンガー」枠として。
ちなみに西川貴教の代表曲と言えば多くの人が、あのめっちゃ風を浴びながら歌っているPVを思い浮かべるだろう。一方、GACKTの代表曲と言えば……何?
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公式サイトのプロフィールにこうある。
「これまでにCDシングル48枚とアルバム19枚をリリース。男性ソロアーティストシングルTOP10獲得数は歴代1位を保持」
10位以内獲得数が歴代1位ってこと?……微妙~。
ちなみにオリコンシングルチャート1位は一度だけ獲得している。2007年リリースの『RETURNER~闇の終焉~』である。
知らねぇ~。
これは同年7月初週の順位であり、月間だと9位になることからして、発売と同時に一気に買われたということになる。ファンの組織票ね。了解。
オリコン調べによるこのシングルの総売上は6万7000枚弱なので、そりゃ知らないって話だ。最高売り上げでいうと、シングルは01年リリースの『ANOTHER WORLD』で28万5000枚弱。
アルバムは02年発売の『MOON』で28万3000枚弱。すなわち“そこそこ”売れている(売れていた)男性ソロシンガーということ。09年の時点でシングルとアルバムを合わせた総売上枚数は約468万枚で立派なものだと言いたくなるが、当時公式サイトにはこう書かれていた。
「日本での総売上枚数は、1000万枚を超える」
ダサっ。 大物感ゼロ。小物感満点の虚偽報告過ぎて、ビビる(※現在は消去済み)。しかし、もし1000万枚を過去に売り上げていたとしても、バラエティ番組で公開しているような豪邸をマレーシアに建てて、セレブな生活をすることはできないだろう。やはり昨今のアーティスト同様、ライブでグッズを売って儲けているのか……いや、グッズを売るまでもなかった。
25年4月の『GACKT PHILHARMONIC 2025−魔王シンフォニー』。
自ら魔王を名乗る男。その最前列の「ブラックダイヤモンド席」。前方2列までを確約された最上級席のお値段は、10万円也。エグっ。そりゃ儲かるわな……と思いきや、ライブは基本的に赤字らしい。どんな魔界を創り上げてんだよ! おい!!
では、何で儲けているのかというと、15年のオリコンによるインタビューでこう述べている。
