韓国のガールズグループNewJeansの、日本での人気が高まりを見せています。それと同時にクローズアップされているのが「NewJeansおじさん」という存在。音楽通でNewJeansにハマっている中高年男性を指すようです。彼らがNewJeansを好きになったのは、全員10代の美少女というビジュアルではなく楽曲のクオリティーの高さゆえだそうなのですが、それは本当なのでしょうか。秋元康さん系アイドルグループとの類似性を含め、考察してみたいと思います。
「NewJeansおじさん」が話題
「NewJeansおじさん」という言葉が、若干ネガティブな意味合いで話題になっています。
NewJeansとは韓国の5人組のガールズグループ。あのBTSが所属するHYBE系列の事務所から鳴り物入りでデビューしたK-POP界の新世代のグループです。以前より注目を浴びていたグループですが、今夏開催されたサマーソニック2023（以下、サマソニ）を機に、日本でより一層ブレイクした感があります。
サマソニにおける複数のステージの中で、最大の収容人数である千葉マリンスタジアムのステージでのNewJeansのライブには多数の観客が押し寄せ、熱中症で倒れる人が続出してしまうというハプニングもありつつ、5人のパフォーマンスが観客を魅了して大きな話題となりました。そしてこのライブでもう一つ話題になったのが、押し寄せた観客に相当数の中高年男性が目立ったこと。K-POPだけでなく韓国カルチャー全般に関して、日本では若者を中心に注目を浴びていますが、NewJeansに限っては中高年男性も虜にしているようなのです。
そして現在、そういったNewJeansファンを公言する中高年男性が「NewJeansおじさん」と呼ばれ、ネガティブに捉えられているのです。一部で元祖NewJeansおじさんとも言われている音楽評論家の宇野維正さん（「東京の女の子、どうした？」の名ツイートでもお馴染み）の「3年後もNewJeansは存在してるだろうけど、どうなってるか全然想像できないし、想像したくもない」というツイートも、NewJeansおじさんみがあると受け止めている人が多い印象です。
