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犯罪者のオタク趣味の報道には怒るのに共産党との関係は嬉々として取り上げる人々

社会
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札幌すすきののホテルで頭部が切断された死体が発見された事件で、29歳の女性とその両親が捕まったことが話題になっています。特筆すべき点の多い事件ですが、その中で、一部の人が容疑者の父親と共産党の関係を嬉々として取り上げています。それ自体は全然構いませんが、この人たちが普段主張していることと矛盾しているような……。
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特筆すべきことの多いすすきのの頭部切断事件

札幌市すすきののホテルで首が切断された男性の遺体が発見され、死体遺棄などの疑いで、札幌市に住む29歳の女性とその両親が逮捕される事件が起きました。62歳の被害男性は女装が趣味で、既婚者でもあり、成人した子供がいること、容疑者女性の祖父の話によると被害者男性は容疑者女性に「不同意性交」を行ったこと、容疑者女性の父親は上級国民たる医師であること、そして頭部切断。とにかく特筆すべきことが多い事件です。

そんな中、一部の人が特に盛り上がっているのが、容疑者女性の父親であり自身も死体遺棄に関わったとして逮捕された59歳の医師が、日本共産党と深い繋がりがあったことです。逮捕された犯人の1人の両親が共産党員だった女子高生コンクリート詰め殺人事件(1989年)と重ね合わせて、父親が共産党と深い繋がりがあったことをことさら強調して事件を取り上げている人たちが少なくありません。彼らは共産党と深い繋がりがあったから事件を起こしたとでも言いたげなご様子。

まあ、最近の共産党といえば、埼玉県の県営プールで開催予定だった水着撮影会に共産党の県議団がクレームを入れて、結果水着撮影会が中止になるなど、ジェンダーやフェミニズムを錦の御旗に、気に食わない商業活動や表現活動にクレームをつけるイメージが強く、これを良く思っていない人の間で共産党に対してのフラストレーションが溜まっていました。共産党に絡んだネガティブな出来事があったら、それを強調したくなるのも無理はありません。

犯罪者と「共産党」との関係に盛り上がる人々

ただ、すすきのの事件で「共産党! 共産党!」と嬉々としている人たち、なんだか普段「犯罪者が二次元の漫画やアニメやエロを好きなオタク趣味だからといって、それをことさら強調して報道して、あたかもオタク趣味に犯罪の要因があったように印象づけるのは許せない!」とか言っている人たちに多くないですか。

確かに犯罪者がオタク趣味だったからといって、オタク趣味が犯罪に影響を及ぼしたとは言えません。

「その犯罪者はラーメン食べ歩きも好きだったかもしれないのになぜラーメン食べ歩きは取り上げずオタク趣味だけ取り上げるんだ!」

みたいに怒るのももっともです。

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