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為末大の言う「友達」について考える:ロマン優光連載292

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292回 為末大の言う「友達」について考える

「友達」って、いったい何なのだろうか。

初老のおじさんがこんなことをいきなり言い出してキモいと思う人もいるだろう。正直言って、自分でもキモいと思う。しかし、これは私のせいではない。

私がこんなキモいことを書かなければいけなくなったのは、為末大さんが、

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とX(旧Twitter)でポストした結果、批判的なポストが大量に生まれ、その直後になぜかアカウントが凍結されるという事態が起こったせいである。その結果、為末さんに関する原稿の依頼がきてしまった。

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為末さんの凍結の原因はさっぱりわからない。あのポストに原因があるのではという話があるが、普通に考えて、不快に思う人が出てくるであろうポストではあるけれど、Xの規約にひっかかるようなポストとは思えない。

「あのポストを不快に思ったフェミが大量に通報して」という説を語る人もX(旧Twitter)もいる。もし本当だったら「ポストの内容に関係なく大量通報で気にくわないアカウントを凍結することができる」という非常に大変な出来事ではあるけれど、別に確認がとれているわけでもない。 

大量通報説。未成年者買春を呼び掛けるポストだとX運営に解釈された説。今までのポストに対する通報の累積が貯まっていた説。あのポストを批判してきた人に論点をずらしながら執拗にリプを送っていたのが悪質な行為と見なされた説。

凍結とあのポストを関連付けて考えている説だけでも色々あるし、あのポストが本当に関係あるのかもわからない。この原稿を書いている時点の状況はそんなところだ。

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だから、彼の凍結に関して自分が語れることというのはほとんどなく、

「X(旧Twitter)の凍結基準は相変わらずよくわからない。差別的なポスト、誹謗中傷、デマ、詐欺への誘導など、そういった問題があるアカウントが全く凍結されないのに、特に問題がある発言があったようには見えないのに原因不明のままに凍結される人いたり、Twitterのころからよくわからなかったけれど、イーロン体制になってからそれに拍車がかかっている。それはともかく理由によっては大きな問題が生じる可能性があるので、はっきり知りたいものである」

くらいのものなのである。 

そういうわけで終わりです……と言いたいところだが、さすがにそれも何なので為末さんのポスト自体とか友達について考えようとした結果、なんだかキモいことを言ってしまう羽目になったのである。あと、よく考えたら彼はまだ46才、知り合いの50才以上の男性に何か思うことでもあったのだろうが、なんか余計なお世話なような気がしないでもない。

50才以上の男性として言わせてもらうと、20才以上下の女性と会話しても、その人の価値観がわかるだけで、別に多様性を学べたりしないと思う。

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