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「この漫画の貧乏っぷりがとんでもない」杉作J太郎のTOP3

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貧乏っぷりが悲惨すぎるがゆえに人気の漫画は数多い。そんな我々の心を掴んで離さない貧乏描写で、特にとんでもないと思う漫画を3作品挙げてもらった。今回は杉作J太郎さん。

杉作J太郎(すぎさく・じぇいたろう)

1961年生まれ。愛媛県出身。1982年に漫画家デビュー。『トゥナイト2』にも出演。南海放送ラジオで、『痛快!杉作J太郎のどっきりナイト7』が放映中。
X:@ookaminohakaba

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杉作さんの人生はほぼ貧乏

私の人生はほぼ貧乏だったが、それを苦しいと思ったことはない。その理由のひとつがものごころがつくかつかないかのタイミングで読んでいたフータくんだ。少年キングの連載を読んで好きになったのだろう、単行本も持っていた。決して裕福ではなかったが、子供(私)があまりにせがむから買ってくれたのだろう。単行本を繰り返し繰り返し読んだ。主人公のフータくん(まだ子供)が100万円貯金するためにケチケチ無銭旅行をする話である。生活としては貧乏なのだが、100万円貯めるためという目的があるため陰気ではないし前向きで画風もありたのしい。

たとえば今年の夏はたいへん暑いが、涼しく感じるために大きな石を頭の上に吊るしてそれがいつ落ちてくるかヒヤヒヤする、みたいなのがあった。おかずをなしにものを食べる方法とか、日々の生活の中でいかにお金を使わないかとか。

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同じくものごころつくかつかないかの頃から繰り返し繰り返し読んだのがゲゲゲの鬼太郎である。主人公たちがとにかく貧乏だ。

鬼太郎、ねずみ男、目玉のおやじたちがまず基本的にお金を持ってない。持っていたとしても10円か15円だ。ま、いまの金銭感覚では50〜80円ぐらいだろうか。たいしたものは食べられないし外食はできない。なのでねずみ男などは基本、道に落ちているものも食べる。鬼太郎はさすがにそこまでしないが、まあきびしい。

鬼太郎が学校に通っていた頃、家から持っていってる弁当に詰められたおかずはネズミであった。鬼太郎も恥ずかしそうに隠して食べていたが、なんとそれをクラスメートのかわいい女子はうらやましがってほしがって「私にください」と言う。人気者レギュラーキャラクターになる前の猫娘であった。

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