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『IDOL FES 天下一武道館2026』とは何だったのか:ロマン優光連載381

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381回 『IDOL FES 天下一武道館2026』とは何だったのか

224日に日本武道館でおこなわれた地下アイドルを集めたアイドルイベント『IDOL FES 天下一武道館2026』。平日の昼間なので行ってません。

一部で叩かれているわけだが、様々な文脈がこのイベントにはあり、色々と切り分けて考える必要がある。

このイベントはYouTubeの人気番組『令和の虎』で自身も「虎」として出演している神田みつきが202412月に武道館でアイドルフェスを開催したいというプレゼンをおこなったことからスタートしたものだ。

全国に38店舗展開する日本最大のアニソンバー「アニソンバーギルド」や「もふる」などを運営する株式会社ルミナスの代表取締役である神田。その一方で自身も地下アイドル経験があり、アイドル運営も務めている。

『天下一武道館』開催にあたって、自分が関わっているアイドルグループの出演だけでなく、外部のアイドルグループも集めて全国数ヵ所で予選ライブを開催(予選会を経て武道館に出演したうち、MofruRock、四葉みこと、推さぬなら推させてみようホトトギス、GUILDOLLは「ギルド」や「もふる」と関連するアイドル)。配信チケット、ライブチケット、公式グッズ購入などでポイントを集め、その上位15組のグループが武道館のステージに立てるということも行われた。

『天下一武道館』が叩かれるきっかけとなったのは客がまばらな会場の写真とその会場で堀江貴文や林尚弘などがステージで「ゾス飲み」という楽曲を披露している動画がSNS上で拡散されたことにある。

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まず、背景としてはライブ会場としての武道館が背負っている文脈がある。純粋にライブ会場として考えれば音響は悪いし、会場費も高くて採算にあわない武道館。それなのに特別な場所のように語られるのは、幾多の伝説的ライブがおこなわれてきた武道館を単独公演で満員にするという物語に価値が見出されているからだ。

特にアイドル界隈では強いのだが、努力を積み重ねて動員を増やしていった結果として出演する場所であり、苦難の道を乗り越えて成功したことの象徴としての意味が持たされるようになっている。

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