66本目・『実録三億円事件時効成立』その3
で、結局、この犯人は捕まってない。特定されていない。NHKの『未解決事件』という番組でもやっていた。再放送もよくしている。いまだにこの事件はまあまあの関心を集めているのだ。
すでに時効が成立しているのでいま自首しても、名乗り出ても、罪に問われることはない。ただ盗んだ三億円を返せとも言われない。刑事、民事、いずれもの時効が成立しているからだ。
おそらく、現代という時代では、もしこの犯人が名乗り出れば間違いなくスターである。SNSならフォロワーの数がすごいことになる。動画の再生数もすごいことになってもうそれだけでもかなりの収入になるだろう。
おまけに有力な説はあっても、おそらくこれこれこうこうだろうという話はあっても、はっきりはしてないので、謎のままではあるので、なんかもやもやしてる。NHKの『未解決事件』をいま見ても(このあいだ再放送も見た)相変わらずもやもやする。
真犯人が名乗り出ればそのもやもやは解消する。
いいことづくめなのに名乗り出てはこない。もしかしたら犯人はもうこの世にいないのかもしれない。
有力な推理、説のなかに犯人が死んでいるというのもある。
ま、ない話ではない。
が、死んだふりをする人は古今東西、いる。明智小五郎もよく死んだふりをして捜査を続けていたりする。
死んだふりというか、死んだことにしてまったく新しい人生を歩もうという場合もあるだろう。Jはあこがれるなー。
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