――ありがとうございます。9巻では小泉進次郎がモデルの和泉伸次郎という新キャラが登場しました。進次郎はいわゆる進次郎構文で馬脚を現わしてネットの人気者になりましたし、そのうち登場するだろうと思ってました。
白 本作品はフィクションです。登場するキャラクターは全て架空の人物です。実在の人物とは一切関係ありません。『テコンダー朴』のキャラにモデルなど存在しない。何度言えばわかるんだ。いい加減にしろ。
――失礼いたしました。このキャラは進次郎に偶然似ているだけでした。
白 いや、もしかすると偶然じゃないかもしれない。進次郎は『テコンダー朴』を読んでいて、伸次郎のコスプレをしている可能性も考えられる。『テコンダー朴』読者に媚びを売って集票しようという卑しい魂胆が、おぼろげながら浮かんできた。
人気1位の阿倍野復活の可能性
――なるほど。とんでもない野郎ですね。1回目の武闘大会で出てきた小泉純一郎似の和泉柔一郎も再登場しましたが、そういえばこのキャラは2巻で死んだはずでは?
白 細けえことはいいんだよ。自分の中では本作での死の重さは『魁!!男塾』と同じくらい。
――つまり、死んだと思われていたキャラが実は生きていたという展開も期待していいんですね? 例えば阿倍野とか。
白 作中で阿倍野が死んだのは例の事件の前だったから当時はそういう構想も正直あった。今は……なんとも言えないと言う他ない。
――阿倍野はキャラクター人気投票で1位になった人気キャラでした。復活を望む読者も多いと思います。話を戻しますが、進次郎似のキャラだけでなく小泉孝太郎似のキャラもかませ犬として登場しています。これはちょっとマズくないですか?
白 何がマズいんだ?
――政治家は公人ですからある程度は大丈夫だと思います。芸能人もみなし公人とされていますが、イメージが大切な俳優を勝手にあんな風にいじるのはどうなんでしょう。
白 本作品はフィクションです。登場するキャラクターは全て架空の人物です。実在の人物とは一切関係ありません。
――芸能事務所にそれが通用しますかね? もし芸能事務所が何か言ってきた場合はどうするのですか?