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野球に興味ゼロな編集部員が夏の甲子園で観戦してみた

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わぁ、眩しい。人が多い。ビールの売り子女子だらけだな、などなど生まれて初めて足を踏み入れたプロ野球球場。いろいろびっくりすることがありますね。屋根がある席とない席があるんですか。凄いです。同じ金を払って日光にさらされる席を選ぶ人たち。意味がわかりません。当然ですが、僕は絶対に日が射さない席のなかで、もっとも試合がちゃんと見える、そんな位置を狙って座りました。さらに、幅広ハットと長袖シャツではカバーしきれない肌の美白を守るために日焼け止めを塗りたくります。皮膚病になりたくないからです。

さて、試合ですよ。そろそろ始まりそうですね。選手の名前などを読み上げてます。でも名前だけじゃ、なんというか感情移入しづらいです。大スクリーンで顔とか映して欲しいですよ。そしたら、こいつイケメンだなぁとか思えるじゃないですか。てか、巨大スクリーンがないとムリですよね? あんな小さいボールが10メーターも20メーターも離れた距離から視認できるとは到底思えません。

うん。で、プレイボールですって。ですが、投げたりキャッチしたり、カキンとかいって打ってるだけで、何が楽しみどころなのかさっぱり判りません。案の定、ボールも目で追えないですね。後ほど5分も経過した頃にはストライクなのかどうかは後方のスコアボードを見れば判るということが理解できましたが、ピッチャー見て、バッター見て、グルリと首を回してスコアボード見て、という一連の動きが大変すぎて、ぜんぜん楽しくないです。

ちなみに当試合は、東海のピッチャーが超スローなボールを投げてちょっと話題になった試合なんですが、その瞬間も現場は別に盛り上がってなかったですよ。みんな、球なんて見えてないんですって! これ、絶対。

やっと試合スタート。けっこうタンタンとしてんのね。

野球より周りの人間が鬱陶しい

そろそろウンザリしてきました。目の前でワーワーやってるんですが、こっちは暇なんですもん。

隣を見れば太陽直下の非人道席で吹奏楽部の若い男女がラッパをくわえてパプパプやってます。よろしいですね。その後ろでは選手の父母親類縁者でしょうか。髪を振りかざし叫んでます。地獄絵図。しかしそれより圧巻は、試合に出られない控えの選手たちが吹奏楽隊の演奏に合わせて歌っている応援歌。これ、テレビとかでは見たことがあったんですけど、ナマで聴くとこんな感じなんですね。試合に出られない野球部員たちの野太い怒声で歌う『キューティハニー』の歌。「嫌よ、嫌よ♬」だってさ。いやぁ、彼らが発する青臭さが沸き立ってくるかのようです。

かと思ったら僕が座っている席も地獄めいてきました。隣に座っている安っぽいプリン茶髪の関西人兄ちゃんが「ぐわぁぁ、アレは通るやろ」とか、「マジかいな! 凄いわ! いや、わからんけど!!」とか叫んでます。なんだそれ! わからんなら黙れ!

ったく、完璧に飽きてきました。帰りてぇ。

あ、そうか。忘れてました。こういう時はビールを飲みましょう。佃煮にするほどの数がウヨウヨしているビールの売り子。ためしにカウントしてみますと3分で5人がまわってきました。そう、36秒に1人の頻度で大声の「ビールいかがですかぁ」です。しかしこのコたち、重いビールサーバーを背負い炎天下の階段を上り下がり。髪が汗で張り付いた顔面には大仰な笑顔。「私ったら一生懸命なんですぅ」って感じ。薄汚れた薄ピンクの制服のケツは、10人に1人の確率でパンツ透け。繰り返し繰り返し目の前に現れては消えていく無数の売り子たちとパンツ。この子たち、こんな扱いされて、いったいいくら給料もらってんだろ。

ほろ酔いオヤジにネチネチ視姦されるビールの売り子たち。

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