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男児連れの母親は女子トイレからも多目的トイレからも排除される?

社会
写真はイメージです。(出典:photoAC)
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小さい未就学児に1人で公共のトイレを使用させるのは不可能

とはいえ、いくら憎しみを向けられたところで、両親のうち1人しか一緒にいない時、もしくはシングル親で、子供の性別に合ったトイレに親が入れない場合、異性の子供を、1人でトイレに行かせて親の介助なしで用を足させるというのははっきり言って不可能です。

未就学児、それも幼ければ幼いほど、便器は小さい子供には大きすぎるので、親が体を支えるなどしないと、子供はトイレの中に落ちてしまいます。もちろん、子供を1人でトイレに行かせて犯罪に巻き込まれる危険も考えないわけにはいきません。スーパーのトイレに1人で行って殺されてしまったという痛ましい事件もあります。未就学児とはいえ自分の性別でないトイレには入るな! と主張している方々は、大半が育児の経験がないものと推察されますが、ご自身が無理難題を言ってることを自覚して、ご自身の快不快だけで主張をするのは思いとどまっていただきたいものです。

そう言うと、それならば多目的トイレに入ればいいではないか、と主張する方もいるかと思います。そもそも実際のところ、親は未就学児をトイレに連れて行く際、多目的トイレがあれば、児童が同性異性に関わらず、ほぼほぼ多目的トイレを使用していると思います。

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前述したように、未就学児にはトイレの便器は大きすぎるので、便器に座っている間、親は子供の体を支えないといけません。かつその前後は子供のズボンやパンツを脱がせたり穿かせたりとやるわけですが、これをやるのに通常の個室トイレは狭すぎます。できなくはないですが、結構なひと苦労です。なので、多目的トイレが空いていれば多目的トイレを使いますし、多目的トイレが使用中なら基本待ちます。親が未就学児を普通のトイレに連れて行くというのは、多目的トイレが付近に全くないor多目的トイレに長蛇の列ができていて、子供の尿意が限界に達している場合のみです。個室トイレは、喜び勇んで使っているのではなく、そのようにやむを得ない時のみ使っています。ですので、男児が母親同伴で女子トイレを使っていることが気になる独身女性の方々も、やむを得ず例外的に使用しているという事情を汲み取っていただきたいです。

多目的トイレを使う親子にも疑問の声

では、親は未就学児とトイレに行く際、多目的トイレのみ使っていれば、誰にも不満を抱かせないかというとそうではありません。11月19日、さしみちゃんという車椅子ギャルとしてメディアにも登場する女性がこんなツイートをしていました。

今日多目的トイレずーっと開かなくて今日一度もトイレ行けず、トイレ難民…。しんど
詳しくなくて、わからないから教えて欲しいんだけど、お子さんと手を繋いで歩いてる親子さんって多目的トイレじゃないと難しいのかな?広いから着替えさせやすい…とか?

車椅子を使用している、多目的トイレしか使用できない方からすると、子供がトイレに行くのに多目的トイレである必要があるのか、と疑問が湧くようです。完全に多目的トイレ一択の方からすれば、自身がトイレに行きたいのに、多目的トイレに親子が列をなしていたら確かに「普通のトイレではダメなのか?」と思ってしまうのも致し方ないところ。

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