新宿歌舞伎町の治安悪化の原因となっているホスト。世間の批判から「売掛」を廃止することを発表したが、それでは問題の解決にならないようだ。ホスト界隈とアイドル界隈は似ていると主張するアイドルオタクに話を聞いた。
ホス狂いはお金を払うことが目的
日を追うごとに世間からの風当たりが強くなっている、ホスト界隈。
歌舞伎町に立つ路上売春婦の4割がホストの売掛（＝ツケ、後払い）を理由に売春行為に手を染めていると言われていることから12月5日には新宿区長とホストクラブ代表者ら13人の話し合いが行われ、「来年4月から売掛を廃止する」との方針を明らかにした。
しかし、とあるアイドルオタクは「売掛廃止やホストの規制強化では、問題は解決しない」と力説する。
「基本はアイドルとオタクの関係と一緒だと思います。アイドルオタクもホス狂いも気持ちよくなるためにお金を払っている。むしろお金を払うことが目的なんです。いわゆる推し活ビジネスがいきすぎた結果でしょう」
どういうことだろうか？
「SNSでは『推しにいくら使った』といった類の浪費を自慢するオタクがたくさんいます。僕はそうした人たちをマウンティングするために、彼らよりさらに沢山のCDを買っているんです。別にアイドルと付き合いたいから、たくさん話したいから、CDを積んでいるわけではありません。ホス狂いの人たちも、ホストクラブでシャンパンを入れて他の客から担当を奪うのが気持ち良くて大金を払っているんだと思います。対ホストではなく、対客なんです」
なるほど。騙されていたり信じているわけではなく、他者に見せつけるために大金を払っているのか。しかし、ホストに騙されたと泣き叫ぶ姫（ホストの客のこと）もよく見るが？
