47本目・『日本の仁義』
やくざ映画というのはいま、難しい。
自分が子供の頃にはナイターが雨で中止になった時とか、ゴールデンタイムでもたまに放送されていた。
土曜の夕方、日曜の昼間なんかにも放送されていた。
年末年始にもよくやってたね。
正月の夜に緋牡丹博徒見て、俺もお竜さん(藤純子)の子分になりたい!
などと思ったものです。
本気で。
リクルート気分で。つまり本当にそういう就職先があるなら(やくざならなんでも、ではない、お竜さんの子分なら、ということです)就職したかった。つまり玉川良一や山城新伍に対する憧憬でもあったわけだ。
小学生の頃のともだちとの写真なんか見るとみんなで仁義きるポーズとかしてるね。
高校の昼休み、草野球してたチーム名もやくざ映画がらみのものだった。いろいろあるのでここには記しませんが。
生徒手帳に自分で作った身分証明証を貼り付けていた。万谷組と記されていた。『北陸代理戦争』に出てきたハナ肇を親分とする一家である。