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老人へのバラマキ医療は現役世代の未来を搾取するだけ

社会
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無駄を減らすことに反対な人々

――聞けば聞くほど、無駄を減らさなきゃと思ってしまいます。この無駄を減らすことに反対しているのは誰なんですか?

「高齢者を中心とした国民と開業医を中心とした医療法人のオーナーです。しかし、一部の調査では高齢者自身は、現役世代のことを考えると、自己負担増に賛成している割合が多く、実質は医療法人の手堅い補助金ビジネスとして利権化している影響が大きいでしょう」

――「頻回受診しないと大病を見落として健康悪化する」みたいな開業医の主張がありますが。

「嘘だと研究で分かってきています。こういうポジショントークに健康不安を抱える多くの高齢者が誘導されて信じ込んでいるのでしょう。開業医の儲けの源泉は、主に薬です。医師でないと薬を処方できない。もしくは、市販薬よりも安い薬で、頻回受診を促しています。例えば再診料(1回730円)だけだと、開業医は薄利多売と言えますが、実際は医学管理加算や投薬など、様々な加算が乗ることで1分の診察でも5000円以上の診療報酬となります」

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――えっ、そんなに儲かるんですか? それは酷い。

「実際、開業医の年収は2800万円前後。そこに経費化された取り分や、家族の役員報酬を含めると5000万円ほどの年収となります」

――ではそうした開業医たちの既得権益、どうすればなくしていけるんでしょうか?

「医師の頻回受診が必要ない医薬品を諸外国並みにOTC化(処方箋なしで購入できる一般用医薬品)することです。あとはリフィル処方(定められた一定の期間内に繰り返し使用できる処方箋)の義務づけを求めることです」

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