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殺されたのに自業自得と叩かれ同情されなかった可哀想な被害者たち

社会
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安倍憎しといえど、統一教会問題の責任を全て安倍元首相に背負わせるやり方はフェアではない。 いくら統一教会と蜜月で、安保法制を反対の声を押し切って成立させ、赤木俊夫さん自殺の原因を作り、報道を歪め、森友・加計・桜の疑惑を曖昧にしたまま死んだからって、死人に口なしと、ここぞとばかりに安倍批判を展開するのは、人の死を自分のイデオロギーの正当化に利用しているにすぎない。安倍元首相を叩ければ、ネタはなんでも良いのだ。山上をヒーロー視した左翼連中は、今後政治に関わる資格も語る資格もない。

上級国民の悲劇や没落ほど、低俗なネット民にとってメシウマなネタない。19年6月1日、東京・練馬区の自宅内で無職の熊澤英一郎さんを殺害したのは、元農水省事務次官の実父、英昭だった。

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父親に胸など十数箇所を刺される1週間前まで、豊島区の高級住宅街でひとり暮らしをしていた英一郎さん(ゴミ屋敷化し住めなくなり実家に戻った)。風呂にも入らず、強い異臭を放つ体でゴミだらけの自室に引きこもり、オンラインゲームの『ドラゴンクエストX』に耽る自堕落の極み。昼間からアダルトビデオを大音量で垂れ流し、家の前にツバやゲロを吐くなど、近隣も眉をひそめる問題人物だったという。

父親が官僚であることを誇示するかのように、Xのアカウントには本名も記載。親のクレジットカードによる毎月30万円以上の支払明細を晒し、「貴族のようなリアル金持ち」を自称。典型的なネット弁慶で、「在日は死ね」「チョンは人間以下」などの差別発言も多数。ドラクエ10プレーヤーとしてもトラブルが多く、ゲーム内の友人と呼べる固定パーティーすら築くことができなかった。

家庭内の弁慶ぶりはそれ以上で、中学の頃から母親に暴力をふるい、殺された当日も近所の小学校から聞こえる運動会の声に「うるせえっ! ぶっ殺してやる!!」と激昂。その数日前に起きた児童20人が襲われた川崎の通り魔事件を想起した父・英昭は、諦念とともに台所の包丁を握ったのだろうか。

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こんな英一郎さんに同情の声が集まるわけもないが、統合失調症や発達障害を抱えていた一応の被害者を「豚が正当に殺処分されただけ」と揶揄するのも、汚デブと同レベルの酷いふるまいだ。

病気の人を絶対に叩いてはいけないし、英一郎さんを叩いているような暇人もどうせ似たような人種だろう。ドラクエ上の英一郎さんに「ザオラル」を唱えていた人たちを見れば、どっちもどっちなのは明白。 親ガチャ成功だと思ってたら最悪の親ガチャだった英一郎さんのご冥福をお祈りします。

叩いても良い人を叩く悪質さ

ネット上の陰キャたちに、なぜか嫌われがちな陽キャ。彼らの命が奪われても、憐憫の涙はおろか手を合わせる陰キャすらほぼいない。 特に地方の陽キャが大好きなのが「バーベキュー」。2017年5月7日、岐阜県の自宅庭でバーベキューを楽しんでいたところ、近隣に住む男とトラブルになり刺殺された大脇正人さん。

ことの発端は、住宅街の庭に十数人も集めて煙と悪臭を撒き散らしバカ騒ぎをするという、大脇さん側の迷惑行為。犯人もはじめは口頭で注意をしたが、それでも収まらなかったため凶行に及んだようだ。

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