ここは第1話『医者はどこだ!』が引用されているのだが、事故るときに馬が出てきたので、「もしかして、人間に馬の脳を移植…!」と第31話『化身』の要素も入れてくるのかと一瞬本気で思ってしまった。寝言も休み休み言いたいものである。
第25話『灰とダイヤモンド』からピンクダイヤの話を持ってきてるのだが、ドラマだと老人ホームにあれが贈られた経緯がよくわからないし、老人たちが単に綺麗なものを見て喜んでいるように見えるし、色々よくわからない。
百鬼丸演じる百鬼医師とブラック・ジャックの最後の会話が原作のハイライトだと思うのだが、ストーリーの流れ上、ドラマだと青少年こと研修医の長谷川くんが百鬼丸のポジションなわけで、あのシーンはできないし、下手にやってなくてよかったと思った。
ドクター・キリコの見た目が変。なんか頭が大きいし、服も変。女性に改変したとか関係なく、見た目が不自然。ブラック・ジャックが原作のイメージを生かしつつ、現実にいても許容できるくらいにアレンジが加えられているのに。キリコは原作以上に漫画みたいだ。
ドクター・キリコが女性に変更という情報に、ドラマ放送前からX(旧Twitter)上ではそれに絡めた漫画原作のドラマにおける改変例についてのポストが多く見られたが、『らーめん才遊記』(原作:久部緑郎、作画:河合単)をテレビ東京がドラマ化した 『行列の女神~らーめん才遊記~』をキャラクターを女性に改変した成功例としてあげられているポストをみた。
自分は原作は読んでいるがドラマは未視聴。興味を引かれて実際に見てみた。ネット上でラーメンハゲの名で呼ばれているめんどくさい性格の中年男である芹沢さんが女性に改変され鈴木京香が演じるという不思議な事態が起こっているが、女性化したことによるポジティブな効果は感じられたし、他のキャラの再現度の高さもあり、視聴後の感覚は不思議と原作に近いものだった。
ドクター・キリコの場合は効果があるのかどうか微妙であり、自分の中にネガティブな反応も生まれないが、ポジティブな感情も出てこない、そんな感じ。ただ見ためが変だと思います。
あと、ドラマのケースだとあれは自殺の幇助で安楽死とは言えないのでは。
ミュージシャンとなった琵琶丸
獅子面病患者の六実えみ子と夫の明夫の六実夫妻なのだが、明夫がえみ子の顔が好きすぎてというか顔以外に対する愛情があまり感じられず、なんだか怖い人である。
この夫妻のエピソードは第31話『獅子面病』、第51話『ふたりの黒い医者』、第89話『おばあちゃん』、140話『落としもの』からの引用で成りたっている。