ゆえに「エマニエル夫人に10万円(実際は1万2000円)出したアニキ」のそれには理解の余地はなく、ひたすら呆れるよりないのだ。
千摺が性的なナニガシと途切れて純粋に気持ちいいからというヒトも珍しいとあらためて思ったが、今この原稿を書いていたら、もう蛭子さんのそれとは違うのだが、ひとり珍しい男性を思い出した。
その方は暴走族の世界で悪名を轟かせ、のちに「更生」して写真家になったのだが、初体験が小学5年生の時で千摺を覚えるまもなく女そのものとセックスばかりしているうちに成人。以降たまに女が2〜3カ月切れても千摺の経験がないのでアレは女の股ぐらでするものと脳味噌に刻まれ、その間の我慢は全然平気だということだった。
さて、今の蛭子さんに性的な関心がどの程度あるか定かでないが、オッパイは好きなようで一度スマホでオッパイ画像をそっと見せたらニヤニヤと嬉しそうにはしていたのだった。
幻の「ダメ。ゼッタイ」漫画:根本敬の「蛭子能収タブーなし!但し『ぼぼ』は禁句」連載4
最後の展覧会:根本敬の「蛭子能収タブーなし!但し『ぼぼ』は禁句」連載2
PROFILE:
根本敬(ねもと・たかし)
特殊漫画家、エッセイスト。1981年に、『月間漫画ガロ』で漫画家デビュー。代表作に、漫画では『生きる』『怪人無礼講ララバイ』『龜ノ頭のスープ』、活字本では『因果鉄道の旅』『人生解毒波止場』など。