PR
PR

Xの「ブロック機能」仕様変更について:ロマン優光連載312

連載
連載
PR
PR

いろんなブロック

 ただ、ブロック機能を悪用する人もいる。誹謗中傷やデマを流したりして、それがとがめられると相手をブロックし、引き続き誹謗中傷やデマを続行するような人である。

程度の軽いものとしては、ちゃんと謝罪もせずにブロックしてから「絡まれて怖かった」「怖かったので、今後相手の話はしません」と自分の非は認めずに被害者ポジションをとるものもいる。そして、相手が忘れたであろう頃に「昔、ひどい目にあった」と語りだすのだが、たいてい相手にバレるのである。

程度のひどい例だとブロックしてから数年間にわたり、スクショを撮っては誹謗中傷を続け、さらなるデマを垂れ流す。相手を悪者にするために、あることないことというか、ないことばかり吹聴するのだが、相手が直接反論できないのをいいことにやりたい放題なのである。とはいえ、そういうことをする人は相手も分かっているから、目に余るようなことがあればスクショを撮られて反撃されるわけではあるが。そういう人に限って「ブロックしているのに見にきて気持ち悪い」「ネットリンチ」だと言い出すわけで、どういう認識なのか理解に苦しむ。

こういった人も「不快な相手からの干渉を拒絶することや、不快な情報が勝手に入り込んでくるのを避けるのがブロック」と思ってそうだが、自分の言動をちゃんと見つめなおしてからにしてほしい。

あと、一番しょうもない悪用例としては、気に食わない発言を見つけてはめちゃくちゃな内容の罵倒リプを飛ばし、相手が反応する前にブロックするという通り魔のような例だ。直接反撃されないように安全圏から他人を攻撃して憂さを晴らしているつもりなのだろうけれど、相手が気付かないうちにブロックしていることもあるわけで、相手にダメージがなければ何の意味があるのかとも思うし、悪用というか、非常に愚かしい使用法と言ったほうがいいかもしれないが。だいたい、直接反撃されなくても相手が気付いたら言及されるわけで、実名垢でやっている人間だったりすると評判を下げてるだけなのに。相手には直接攻撃したいけど直接反撃されるのは絶対イヤみたいなの、セコ過ぎだし、もう少し知性というものを働かせるべきなのではないだろうか。

PR

それはともかく、X側から、

「現在のブロック機能はブロックした相手に関する有害な情報や個人情報を共有したり、非表示にしたりするために使用できます。しかし、今回のアップデートによりユーザーはそのような行為が行われたかどうかを確認できるようになり、透明性が向上します」

という表明がでているが、こういったタイプの「ブロックしている側」アカウントを想定したものだろう。しかし、相手が誹謗中傷やデマを撒くようなことをしているのが確認できるからといって、X上で解決できるわけではない。そういうことをやっているアカウントを見つけてもバシバシ凍結してくれたりするとは思えない。そもそも、そういった悪質アカウントをお前らが何とかしろと言いたい。結局ユーザーに丸投げだし、現状で既にそうなっているだろう。

タイトルとURLをコピーしました