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Xの「ブロック機能」仕様変更について:ロマン優光連載312

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 逆に、「ブロックされている側」が相手のポストが簡単に見ることができるようになったことで、互いに接触しなければ問題は起こらないぐらいの事例が一向に終息せず争いが大きくなるという例が増えるのではないか。そういう不安はある。

アカウントを複数持たず、別垢をわざわざ作ったり、ログアウトしてYAHOOリアルタイム検索することはめんどくさいと思っていたような人間でも簡単に見られるようになれば話は別だ。もし、相手のアカウントがリポストでTLに出てきたり、検索で引っかかったりするような変更がされ、相手のホームが簡単に見られるようになってしまえば、ついつい見てしまうのではないだろうか。今回の仕様変更でどこまで変わるかわからないが、イーロン・マスクは最終的にはブロック機能自体無くしたいようで、上を『装甲騎兵ボトムズ』に出てくる戦場みたいにしたいのだろうか。しかし、ボトムズとは例えが古臭く、わかりやすい例えが思いつかなかったのか、伝えようとする意識が希薄なのか、非常に投げやりであり、昭和生まれの初老臭丸出しだ。

それはともかく、ロクなことにならないであろう気しかしない。

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画像/焦っている人のイラスト(ちょうどいいイラスト)

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PROFILE:
ロマン優光(ろまんゆうこう)
ロマンポルシェ。のディレイ担当。「プンクボイ」名義で、ハードコア活動も行っており、『蠅の王、ソドムの市、その他全て』(Less Than TV)が絶賛発売中。代表的な著書として、『嘘みたいな本当の話はだいたい嘘』『90年代サブカルの呪い』(コアマガジン刊)『音楽家残酷物語』(ひよこ書房刊)などがある。
X:@punkuboizz

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