この映画が公開されてもう50年になる。
もしふたりがうまくいっていたら、別れなかったらどうなったのだろうか。
いろいろな未来が、つまり現在が予測される。それこそ数限りない未来がある。無限の現在がある。ふたりとも生きてないかもしれない。愛し抜いたかもしれない、憎み合って別れたかもしれない、どうなったかそれはほんとうに誰にもわからない。
結末が悲しいのではない。
この世が悲しいのだ。
それを忘れるためにたのしいことがあるのだ。
『神田川』(1974年・東宝・国際放映)
出演/関根恵子、草刈正雄、花沢徳衛、賀原夏子、鳳八千代、所雅樹、黒沢のり子、佐久間亮、花房徹、北見敏之、勝部演之、神山繁
製作/藤岡豊、川野泰彦
企画/藤岡豊、山本又一郎、川野泰彦
原作/喜多條忠(新書館刊)
脚本/中西隆三
撮影/原一臣
美術/竹中和雄
音楽/佐藤允彦
主題歌/神田川
作詩・喜多條忠
作曲・南こうせつ
編曲・木田高介
唄・南こうせつとかぐや姫
人形指導/大隅正秋
タイトル画/林静一
協力/宮城県鳴子温泉
監督/出目昌伸
出演/関根恵子、草刈正雄、花沢徳衛、賀原夏子、鳳八千代、所雅樹、黒沢のり子、佐久間亮、花房徹、北見敏之、勝部演之、神山繁
製作/藤岡豊、川野泰彦
企画/藤岡豊、山本又一郎、川野泰彦
原作/喜多條忠(新書館刊)
脚本/中西隆三
撮影/原一臣
美術/竹中和雄
音楽/佐藤允彦
主題歌/神田川
作詩・喜多條忠
作曲・南こうせつ
編曲・木田高介
唄・南こうせつとかぐや姫
人形指導/大隅正秋
タイトル画/林静一
協力/宮城県鳴子温泉
監督/出目昌伸
※10月4日、杉作さんの新刊『あーしはDJ』(イーストプレス)が発売されました!
<隔週金曜日掲載>
画像/『神田川』のDVDパッケージ
PROFILE:
杉作J太郎(すぎさく・じぇいたろう)
漫画家。愛媛県松山市出身。自身が局長を務める(男の墓場改め)狼の墓場プロダクション発行のメルマガ、現代芸術マガジンは週2回更新中。著書に『応答せよ巨大ロボット、ジェノバ』『杉作J太郎が考えたこと』など。
twitter:@OTOKONOHAKABA