「私が一番当たりだなと思うのは、むしろパーカーを着ているラフな人。私自身が場を盛り上げての接客が得意というのもあるんですが、パーカーの人のほうが肩ひじはらずに来店してくれて、お互いに緊張せずにフランクな話題を重ねていけるから純粋に楽しいです。で、わりとパーカーでノリノリになってくれるおじさんたちは、ドリンクも『じゃんじゃん飲めよ』って言ってくれるし、イベントにもなんだかんだ駆けつけてシャンパンを開けてくれる金持ちが多い。私の指名客でいつもパーカーを着ている一級建築士さんは、先日の私の誕生日のときに、頼んだわけでもなくシャンパン2本と、1本15万円するエンジェルをポンと出してくれました。そんないい人が多いおじさんたちに、『パーカーはダメ』とか言っちゃったら、可哀想だなと素直に思います」
夜職にとって金払いのいいおぢなら、むしろパーカーは全然アリみたいです。
「ただ、もちろんパーカーひとつで客をひと括りにはできなくって、クズなパーカーおぢもいますけどね。女の子を指名もせず、ドリンクもあげずに、ただセット料金3000円だけをポッキリ払って帰っていく系の人は、だいたいパーカーを着ている。とはいえ、こうしたパーカーの人は、色がだいたいチェックとか、謎の模様とかが入っているもの、あるいは蛍光色とかの奇抜な色だったりするので、同じパーカーでも全然違うなという印象はあります」
さらに、真央さんには嫌なおぢの服装があるとか。 「服装に関して、あまり相手したくないなと思うのはスーツの人ですね。ノリ系接客があまり通じないってのもあるんですけど、ひたすら愚痴を言うだけ言って、ドリンクをくれない人が圧倒的に多い。最低限のマナーとして、1杯くらいは女のコに飲ませるべきだと思うけど、それをしない。そのくせにやたらセクハラが多いので、スーツのくせに民度低いなと思うことが多いですね。あと、『それホンマもんか?』と聞きたくなっちゃうくらい、全身をグッチなどのハイブランドだらけにする人もキツい。そんだけ金持ちアピするわりにはたいしてドリンクをいれさせないケチな人が多いですね」
ちなみに、思い出深いパーカーおぢなんかはいましたか?