「理由のひとつはやはり、世間の反発があまりにも大きいということでしょう。週刊誌でも大々的に取り上げられて『悠仁さまが東大なんてとんでもない』とバッシング報道だらけでした。彼の今までの学歴を振り返ってみれば、実は一度もまともな入試を経験していないのです。学習院であれば文句を言われることはなかったはずですが、例えばお茶の水女子大の付属幼稚園も、ある種の特別な枠で入学しています。本来ならばお茶の水女子大の研究者の子弟が付属学校に入学できるようにするための制度ですが、それを紀子さまが名誉職的に入った肩書きを使って、特権を利用するような形で付属の幼稚園に入学させました。そして、悠仁さまはそのままエスカレーター式で小学校、中学校と進学しています。ただ当時は世間的にもあまり注目されておらず、反発はありませんでした。そんな時に眞子さまの婚約騒動が起き、一気に皇室に注目が集まる中で、高校進学を控えた悠仁さまの進学問題にも疑念が持たれるようになります」
悠仁さまが推薦入学した筑波大付属高校といえば、毎年のように東大進学者を多数輩出していることで知られるかなり偏差値の高い高校だ。学業成績も決して優秀とは言えない悠仁さまに見合う高校ではないのではという批判の声も出始めていた。
ちょうどこの頃、悠仁さまがお茶の水女子大付属中学の2年の時に書いた作文が、北九州市主催の「こどもノンフィクション文学賞」中学生の部で佳作を受賞している。筑波付属高校の推薦入試においては、内申点評価の1つの材料になったはずの実績だが、実はこれが盗作であることが明らかになった。それによって宮家の周りの大人が画策して悠仁さまに裏口を用意しているというイメージがついたのだ。
「親の言いなりになってそういう進路を辿ってしまった悠仁さまに対しても、世間はあまりいいイメージを持っていません。そして18歳を迎え成年皇族にもなるのに、悠仁さまが発言している映像も出てこないというのは異例です。皇族でここまでメディア露出をされていないという方は他にいません。皇族は普通の国民ではなく、その身位を皇室典範で定められており、国民の税金から皇族費や宮廷費が賄われて生活が成り立っている方々です。そのため、国民に対してある程度の情報開示をするのは当然のことなのです。悠仁さまに関しては小学校時代の運動会の映像が表に出て以来、中学から高校時代に関しては表で発言したり動いている映像は出てきていません」
筑波大への通学にも問題点あり
異様に表舞台から隠されているようにも見える悠仁さまだが、成年を迎えた今、このままでは済まされない。今年には悠仁さまにも「成年記者会見」が待ち受けているのだ。
「宮内庁は、今は受験があるから勉学に区切りがついた3月以降に、と言っていますが、むしろ大学入学後は学業で忙しくなるはずです。そうなると3月か、それを逃したら夏休みというタイミングになるのでしょうか。皇位継承第2位の親王なのですから、日本国民を代表する人間として表に出て話をする必要がある。それができないのであれば、皇位継承者に相応しくないのでは、との疑念を招くことになりかねません」