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蛭子脳は物事の本質をつく:根本敬の「蛭子能収タブーなし!但し『ぼぼ』は禁句」連載12

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昨年、私が企画したグループ展(「お前は黙ってろ!」展。於akionagasawa gallery aoyama)に蛭子さんが奥さんや事務所スタッフの方々をお供に来場したときのこと。

まずはそのときの様子を。

ヒロ・セキネさんというオッパイのデカいふくよかな女性の絵を出展した方がおり、予想通りヒロさんの絵に反応し、かぶりつきながらしばしば指を差しながらゴニョゴニョと何か言っている。しかし声が小さいというか、そもそも日本語として聞き取るのが困難だ。が、何やら蛭子さんにだけ見える何かが蠢いているようでそれを追いながら説明を続けて、オッパイをめぐるゴニョゴニョは途切れない。

側でうなづく私は飽きてきたのでヒロさんの対面に展示されている、友沢ミミヨさんの絵も見るようにと後ろを向かせると、女の人がお尻を向けている絵が目に入り、すると「あ!」と反応して小走りで素早くお尻の絵に向かっていき、また指を差しながゴニョゴニョが続く。

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そのうち、ショートステイで泊まっている施設に戻る時間が近づいてきたので、一応「蛭子さん俺の絵も見てよ」と私の絵の前に連れていく。

すると「はー、これは凄い、これは凄いねえ」とやけに感心するのだが、思うに私の絵そのものに「凄いねー」と感心しているのではなく、視覚して脳内で変換された極彩色(多分)のその絵が大層凄い絵だったのだと思う。

是非その蛭子脳の中で変換されたもの凄い絵を見てみたいものである。

科学が進めばそういうこともいつか可能になるのかもしれないが、その頃には蛭子さんも私もこの世にはいないだろう。残念。

と、長すぎた閑話休題。

本題(そんなものあったか!?)に入ります。

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