斎藤知事は、第三者委員会にパワハラを認定され、自らが公益通報者保護法に違反していたことも明らかになっていながら、知事の座に居座り続けています。定例会見ではマスコミに連日責め立てられても、聞いてるのか聞いてないのか分からない、虚ろな表情とピント外れの返答で、のらりくらりと逃げ続ける始末。人並みの羞恥心というものがあれば、あの状況で職にとどまるなど到底できないはずですが——おそらく彼は、筋金入りのサイコパスなのでしょう。
田久保市長は、「斎藤元彦が乗り切れたんだから、私もいける」と考えたに決まっています。その証拠に、記者会見での「はい、はい、うん、うん」といった心のこもらない頷きや、「それは意見として真摯に受け止めます」といった聞き飽きた定型句など、明らかに斎藤知事を真似ている対応が散見されます。ここまで露骨だと、もはやバカ丸出しです。
しかし、これは由々しき事態です。斎藤元彦が“悪しき前例”となってしまったことで、今後、不祥事を起こした政治家たちが責任を一切取らず、居直ってその場をしのごうとする流れが加速しかねません。いや、政治家に限らず、やらかし企業のトップまでが、「斎藤方式」で“謝らなければ逃げ切れる”と学習してしまうかもしれません。
参政党が「日本人ファースト」などと訴えて一定の支持を集めている一方で、日本人の誇りであるはずの「恥の文化」は、すでに風前の灯火です。もはや「日本人を優先する」理由すら見失いつつあるのです。
そう考えると、斎藤元彦の罪は重い。まさに「万死に値する」と言っても、過言ではないでしょう。
文/編集部
初出/実話BUNKAタブー2025年10月号