「党として認めるわけにはいかなかったのでしょうが、女子高生の命まで奪っておきながら、こんな対応しかできないのは呆れるばかりです。こんなヤラセのような運動を続けたところで国民の支持を失うだけです」(前出・政治ジャーナリスト)
今回の事件で、共産党への批判と同時に多く聞かれたのは、「やっぱりそうか」「まだこんなことをやっているのか」という冷めた声だった。現在の共産党はもはや批判の俎上に上らないほど「どうでもいい党」へと成り下がっているのだ。
これまで共産党が、少数とはいえ一定の強固な支持を得てきたのには理由がある。かつての彼らは「清潔な野党」という看板を掲げ、自民党独裁政治への強烈なアンチテーゼとして機能していた。労働組合や草の根のネットワークを駆使し、社会的弱者や労働者の権利を守る「最後の砦」として、あるいは非武装中立を貫くブレない政党として、
無党派層の受け皿になっていた。
しかし、そんな過去の遺産も今や完全に食いつぶされてしまった。共産党の機関紙「しんぶん赤旗」のスクープによって火がついた裏金問題によって自民党が大敗した24年の衆院選においてすら、共産党は公示前の10議席から8議席へと後退。党の基礎体力を示す比例代表の得票数も前回から100万票近くも失っている。
さらに25年夏の参院選でも退潮は止まらず、今年の衆院選ではとうとう比例得票数251万票、議席もわずか4議席と凋落の一途をたどっている。
「長年、『宝の議席』と位置付けられてきた共産党唯一の小選挙区議席・沖縄1区でも議席も失ったことは象徴的です。全盛期には300万部を超えていたしんぶん赤旗の部数も、今や100万部を大きく割り込んでいます」(前出・政治ジャーナリスト)
かつて体制への不満の受け皿として機能していたはずが、今や有権者から最も「選ばれない」存在へと転落してしまった日本共産党は、今まさに死にかけていると言っても過言ではないのだ。
「市民」を隠れ蓑にした弾圧
近年の共産党はやることなすこと、ことごとく国民の失笑を買っている。見放される理由はひとつやふたつではないが、このところ特に目立つのがその旧態依然の運動手法だ。


