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鈴木エイト寄稿 統一教会と安倍元首相の関係とは

社会
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参院選の真っ只中の7月8日、安倍晋三元首相が凶弾に倒れたことに日本中が震撼した。それだけでなく、容疑者が語った動機により、さらなる衝撃が走った。容疑者は「特定の宗教団体に恨みがあり、安倍元首相がつながっていると考えて犯行に及んだ」と供述したのだ。安倍元首相と「特定の宗教団体」こと統一教会とはどんな関係にあったのか。ジャーナリスト・鈴木エイト氏が昨年10月に『実話BUNKA超タブー11月号』に寄稿した、政権与党・自民党と統一教会の関係の歴史についての原稿を転載する。

2021年9月12日、カルトウォッチャー界隈が騒然となった。

カルト宗教団体として悪名高い統一教会の大規模集会に安倍晋三元首相がリモート登壇し教団の最高権力者である韓鶴子総裁(故文鮮明教祖夫人)に敬意を表す演説を行ったのだ。なぜ日本の元総理大臣が〝キングオブカルト〟と呼称される統一教会系のイベントへ参加するに至ったのか。近年の自民党政権と統一教会との緊密な関係を紐解いてみよう。

安倍が出演したのは統一教会のフロント団体・天宙平和連合(UPF)が主催し「150か国の国家首脳、国会議員、宗教指導者が集う」とされた『神統一韓国のためのTHINK TANK2022 希望前進大会』なるリモート集会。コロナ禍において統一教会は大規模な集会をほぼ配信形式で行っており、今回のTHINK TANK2021での安倍による「韓鶴子総裁を始め皆様に敬意を表します」との韓鶴子礼賛発言も韓国の教団施設(清心ワールドセンター)から全世界へネット配信された。

安倍の登壇が騒動になっている理由は何か。それは韓国への強気の対応で知られる安倍が裏では韓国発祥の〝カルト〟教団と繋がっていたことに加え、統一教会自体が数々の社会問題を引き起こしてきた反社会性の強い教団であることが大きい。

THINK TANK2022大会で、司会者は安倍元首相を「安倍晋三総理」と紹介(PeacelinkTVより)。

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