前述の配信では、海外ではラッパーがメタルバンドのTシャツを着てたりするが聴いてないと思うと清春氏が発言し、それを受けてロケ先の古着屋の店員が「カニエ・ウエストが着ていた」としてブラックメタルバンド・バーズムのTシャツを二人に紹介していたのだが、ヴァルグ・ヴィーケネスによる殺人・放火とか現在の反ユダヤ主義、ネオナチ思想については全く触れず。
これは知らずに着てたら無用なトラブルを生みかねないやつなのだが…。
そういえば、カニエ・ウエストはバーズムをサンプリングしたり、ジャケをオマージュしたりしているわけで、それは思想とかもわかったうえでわざわざやっているし、ちゃんと聴いているのだろうから、清春氏の仮説には全然あてはまってないですな…。
バーズムのそういう部分はちゃんと説明したほうがいいと思ったが、よく考えると古着屋の人たちはTシャツの製作年代とか相場の知識はあっても、そういうことはあまり知らない可能性も。
Ozzfestのハットを古着屋で見ていたら若い店員が「オズの魔法使いの帽子なんですよ」と話しかけてきたというblogを読んだことがあるのだが、そこまでヒドイ店はそうそうないだろうけれども、ヴィンテージものとしてバンドTシャツを扱っていてもそういう文化には詳しくはない店や店員さんもいると思う。というか、古着の専門家であっても音楽の専門家ではないから、そりゃそうだ。
極端な例をあげたが、政治性とか思想を後で知ってイヤになったり、メンバーの犯罪歴とかメンバーの死亡原因を後で知ってひいてしまったりすることもあるかもしれない。
だから、別に聴く必要はないがバンドTシャツかもしれないと思ったら、どういうバンドかぐらいは調べた方がいいのではないだろうか。自分のために。
大学生の時にバットホール・サーファーズのTシャツを着てたら、「なんかすごいの着てるね」と知らない人から校内で話しかけられ、バットホールのファンの人かと思ったら全然違う。単にバットホールという単語に反応しているだけで「意味わかって着ているの」みたいなニュアンスで話しかけてきたようで本当にうっとうしかった。
意味も知ってるし、これはバンドTシャツなの!俺はバットホール・サーファーズが好きなの!
このように道端とかでTシャツを見て知らない人にわざわざ話しかけるような行為は迷惑であり、知らないでバンドTシャツ着ている人より、こっちのほうが害悪だと思う。
