PR
PR

サウナは突然死を招きかねない危険な施設

サウナは突然死を招きかねない危険な施設 グルメ&ライフ
グルメ&ライフ
PR
PR

サウナ人気で若年層も犠牲に…

かつてはいい歳した中年オヤジが暇つぶしのために通うイメージだったサウナ。いまだにサウナと言えば、腹の出たオッサンたちがタオルを巻いてフーフー言いながら汗だくになっている見苦しい姿を思い浮かべる人も多いことだろう。

だがここ数年、サウナを巡る環境は劇的に変化を遂げている。都内には、オシャレで小綺麗なサウナがオープンし、サウナを取り上げるメディアも増加。サウナに対するパブリックイメージは大きく変わり、一大ムーブメントになりつつある。当然、西城秀樹のようにサウナ通いを公言する芸能人も増え、サウナを愛好する自称「サウナー」の裾野も、女性や若者へと広がりを見せている。

そのため、最近ではサウナブームに安易に乗っかろうと、サウナをサブカル的に語ろうとするウザくてイタい風潮も強まっている。

「ととのった!」

などという言葉を聞いたことがないだろうか。一昔前に一瞬流行った某芸人の謎掛け披露前の第一声のように思う人も多いかもしれないが、これこそエセサウナ文化人が使いたがるアホなキーワードだ。

サウナ→水風呂→休憩の循環を繰り返すことにより、「とてつもなく気持ち良い天国のような快感」に到達することを「ととのった!」と形容するのだが、要するに、健康リスクの高い行為を安易に快楽目的でやっているだけ。最近ではこの「ととのう」感覚を求めて、ドラッグなどに強い興味を持つ若い層のサウナに対する関心も高まっているようだ。彼らは「合法的にトリップできる」と勘違いしているが薬物中毒並に危険な行為だという自覚を早く持ってほしいところだ。

この「ととのう」感覚を普及させたのが、『サ道』を著した漫画家のタナカカツキである。タナカは、日本に2人しかいないサウナ大使に長嶋茂雄とともに就任するなど、超危険なサウナ文化を我が物顔で普及させようとしている。

同じく漫画家のまんきつ(旧まんしゅうきつこ)も、サウナでの日常を描いた『湯遊ワンダ
ーランド』を先月発売。ブームに乗っかろうとしている。

刺激に敏感な若年層の多くは、サウナの持つリスクも知らずに、文化的なイメージすら持ち、ある種のステータス感すら抱いて近寄っているが、サウナが北欧フィンランド発祥の文化というのもそれに拍車をかけているようだ。数年前にブームとなった北欧かぶれたちの支持も集めているからだ。

2018年3月には、長野県で行なわれたサウナフェスティバルのチケットが即完売になるほどの大人気っぷりだったようだが、会場は山間の湖畔で、施設はテントなど。基本は野外だ。しばしば大麻やドラッグパーティーの温床となる「レイブ」呼ばれる野外音楽パーティーにそっくりなロケーション。そんな場所に集まって「ととのった~(トリップ)」と言っていては、同じ穴の狢と思われても致し方ないだろう。

サウナを扱った雑誌も、とてもオシャレな写真をふんだんに使っているが、バカを騙すためにやっているとしか思えないので、要注意。本来ならタバコばりに注意項目を記載するべきだと思いますけどね。

著名人では、広瀬すずや北川景子、仲里依紗、鈴木砂羽、市川海老蔵、ダルビッシュ有、松本人志、サウナ好きが高じて「GO★GO★!! サウナ」なる曲まで作ったミュージシャンのゆず、覚m剤)を抜くためにサウナに頻繁に通っていたといわれる元読売巨人軍の清原和博などがサウナ好きとして有名だ。

今後もこのサウナブームの影響を受けて、サウナが健康的との報道は続くかもしれない。だがどう考えても、サウナは人の命を奪いかねない超危険なもの。第二第三のヒデキを生まないためにも、安易にサウナに通うのは絶対にやめよう!

 

写真/Wikimediaより(作者/Jorge Royan)
初出/実話BUNKA超タブーvol.35

 

タイトルとURLをコピーしました