52本目・『現代任侠史』その5
台風が直撃していてそれどころではないのだが原稿を書いている。
そもそもこの台風は数日前に来ているはずだった。最初の頃の予報ではもうとっくに通りすぎているはずだった。
何日か遅れた分、ずっと気をもんでいる。生放送のラジオもしているのでそちらもたいへんである。
今日は歯医者の日でもあった。
休みになるかなとも思ったが、ま、休めないよね。歯の痛みはがまんできない。俺の場合は先々週ぐらいまでそんな感じだったがいまは痛みはないのでどうしようかなーと思ったがせっかく開院してくれているので行った。けっこう混んでた。
俺の場合、歯医者まで車で片道45分ぐらいかかる。
50分はかからないと思うし40分で着こうとすれば頑張らねばならない。だから45分だ。
まあ遠い。
わざわざ遠いところに行っているのには理由がある。
ここでそれを記すのは難しい。俺が中学生の頃までさかのぼる理由である。
人間はみな複雑だ。
俺たちも、性質も、いま現在の状況も。
みんな複雑だ。
その複雑な人間どうしが仲良くできるとすればもしかしたら奇跡だ。