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「この漫画のヒロインがとんでもない」姫乃たまのTOP3

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ヒロインとは、女性の主人公、または作品の中で重要な役割を持つ女性キャラのことを指すようです。今回はヒロインがいろんな意味でとんでもない漫画を取り上げてもらいました。

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PROFILE:
姫乃たま(ひめの・たま)

東京で10年地下アイドルをしていました。いまは歌ったり喋ったりしながら、文章を書いて暮らしています。『地下アイドルの法律相談』(日本加除出版)『永遠なるものたち』(晶文社)発売中。

X:@Himeeeno

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「平成一桁ガチババア」世代を代表するヒロインのひとり

最近突如インターネットで「平成一桁ガチババア」とカテゴライズされるようになって困惑している平成5年生まれの私ですが、我々世代を代表するヒロインのひとりが『カードキャプターさくら』の木之本桜であることは間違いないでしょう。周囲の人々を惹きつけるヒロインは、愛情を向けられた時に受け取めすぎないことのできる性格が必要だと思います。

桜にはバトルをする度にコスチュームを作ってきてビデオカメラで撮影してくれる「桜オタク」のような親友の大道寺知世ちゃんがいるのですが、知世ちゃんからの愛情を動じずに受け取ったり、全ては受け止めなかったりする姿に桜のヒロインとしての素質を感じます。

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また、そのヒロイン像から思い出すのが『ちひろ』の主人公で風俗嬢のちひろです。子どもの頃から冷めた視線を持ち、自分をつらい状況に追い込むことでしか生きている実感を得られないちひろは、ナンバーワン風俗嬢としていくら客や店の人間に愛されても、その愛情を真正面から受け止めることはありません。人気商売は客からの気持ちを全て受け取っていたらやっていけないし、全てを受け取らなくてもやっていけないので、まさにちひろはヒロインだと思います。

セーラー服で一晩中』は兄が急逝して自分と同い年(17歳)の義理の姉である川原砂緒と同居することになった男子高校生の物語。セーラー服を着る未亡人というギャップがたまらない砂緒はとにかく周囲の男たちを惹きつけるのですが、亡き夫のことで心がいっぱいになっている彼女が彼らの好意をまっすぐ受け取ることはなく……。子猫みたいな顔の砂緒が描かれる毎話の扉絵もかわいい1冊です。

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文/姫乃たま

画像/『カードキャプターさくら』(1)(CLAMP/KADOKAWA

初出/『実話超BUNKA超タブー』202511月号

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