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女性ソロキャンで話題のキャンプブームというダサくて恥ずかしい流行

キャンプブームというダサくて恥ずかしい流行に乗るバカたち 社会
社会グルメ&ライフ
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インスタでは有名アウトドアメーカーになりすました詐欺が横行し、キャンプ場では高額なキャンプギアの盗難が多発。当然、キャンプ場側も盗難事案は認知しているが、防犯カメラの増設や見回り強化などの対策は講じず、注意喚起のチラシを配るのみ。一応は宿泊施設として料金を取っているのだから、そこで起きている犯罪に対して「自己責任」という理屈が通じるのか。施設管理者としての責任やいかに?

キャンプ場の管理人を悩ませているのは、窃盗犯だけではない。キャンプに限らず、あらゆるブームは「新参」によって荒らされる。各地のキャンプ場でも「ゴミの放置」「禁止されている直火」「夜間の騒音」などマナーを守らない利用者が急増し、施設そのものが閉鎖されてしまうケースも。

ただ、こうした不届き者はブーム以前から一定数存在した。利用者が増えた分だけ、違反も増加したと見ることもできる。

むしろ、ブームを快く思わない「古参」が、細かいマナーや暗黙のルールを押し付けてくる方が厄介。深夜ならともかく、夕食どきに少々盛り上がっているグループにも舌打ち。

「都会の喧騒を離れ、癒やしの時間を過ごすのがキャンプの醍醐味。大声で騒がれたら、薪の爆ぜる音が聞こえない!」

それって、アナタ個人にとっての醍醐味ですよね? わざわざ都会を離れて解放的な場所に来ているのだから、大きな声で笑い、楽しく語り合う方が自然だ。

やたらとエコにうるさい、自然志向のベテランキャンパーも鬱陶しい。

「キャンプ場では、天然由来の洗剤を使うべし!」

60年代、70年代じゃあるまいし、今は合成洗剤でも100%分解されるということをご存じないのだろうか。炊事場のホースが直で川に流れ込んでいたらアレかも知れないが、それは利用者ではなく施設側に注意すべし!

そもそも、荷物満載の車で排気ガスを撒き散らしながらキャンプ場まで辿り着いたくせに、「環境への意識が高い」という顔をするのがおこがましい。ご都合主義のにわかエコが、排気ガス以上にキャンプ場の空気を息苦しくしていると知るべし!!

ブームやブランドに踊らされ、下卑た自意識をSNSに垂れ流すミーハーキャンパーは、確かに見苦しく痛々しい。しかし、自分のルールや志向を絶対とし、新しい層や異なるやり方を許容できない偏屈キャンパーは、それ以上に胸糞が悪い。

キャンプを通して美しい自然に触れ、新鮮な空気を胸いっぱいに吸い、焚き火のゆらめきをのんびり眺めても、人の心を豊かで優しいものにする癒やしなど、これっぽっちも得られないということなのだろう。

新たな社会不安を与えるやも知れぬ連中を野放しにしないためには、「キャンプ禁止! 家にこもって一歩も外へ出るな!!」と隔離するのが、やはり最善の策。よくやった、百合子!

 

写真/ぱくたそ
初出/実話BUNKAタブー2021年7月号

 

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