「スーパーフリーの事件って、めっちゃネタにされてたじゃないですか。レイプサークルだってことは卑劣だし、いま何も知らずに調べたら、レイプの事件だけ出てくるからひどいじゃんって思うだろうけど、当時は(事件の主犯である)和田サンってキャラクターがすごいポップだったんですよ。もちろん悪い奴なんですけど、何浪もしてずっと早稲田にいたり、キャッチコピーが『熱い! ヤバい! 間違いない!』だったり、ツッコミどころ満載で、とにかくポップ。スチャダラパーとか、アンダーグラウンドのラッパーたちもリアルタイムでその文言をリリックに取り入れたりしてて、当時からネタだったんです。スーパーフリーのやったことは悪いに決まってるんですけど、その文脈を知ってたら全然違うよねっていうだけの話。教養の問題ですよね」
バカから受けるストレスも必要
今年の6月末には、熊本県立高校の修学旅行で男子生徒によるのぞき事件が発生したことについて、「のぞこうと思えばのぞける様な露天風呂を選んだ学校が悪い。男子生徒はのぞけるならばのぞく。当たり前だろ」と発言して数多くの批判を集めました。
「あれなんかも読解力の問題なんですよ。前後の文脈も読まずに、そこだけを切り取って断罪してる奴らは、全員もれなくバカ。現実を見ろって。しかも何も知らない女の子が批判的なこと言ってるならまだしも、そうだそうだって乗っかってる男とかがマジで気持ち悪くて。お前ら振り返ってみろと。絶対そういう気持ちもあったし、修学旅行で女風呂のぞけるかチャレンジするなんてあるあるなんですよ。でも当然、学校側はのぞけないようなところを選んでるし、先生たちが見回りしてのぞかせないようにしてるし、のぞけないんですよ。今回のは、のぞけるようなところを選んでる学校が悪い」
また、時折寄せられる「お前の娘が被害に遭っても同じことが言えるのか」といった意見に対しては「すごい卑劣だなと思いますよ」と苦笑します。しかし「そんなの会って話せば10秒で説明できることなんですけど、ツイッターでつらつら長文打つほど、こっちも暇じゃない。お前は俺の文章を読んで理解できないんだったら、一生理解しなくていいし、理解させてやる必要もないから、そのままでいればいいじゃんっていうスタンスなんで」と姿勢は崩しません。
「(娘を被害に遭わせたくないのは)当たり前じゃん。でも娘が修学旅行に行って、男子生徒に風呂のぞかれたからって激昂はしないですよ。そういうもんだろって。でも学校には言いますよ。僕だって修学旅行で明らかにのぞける穴があったらのぞきますもん。だからこそ学校側はのぞけないようにしないといけないわけじゃないですか」
一方で「小学生の娘がカラオケアプリで知らない大人達と交信してるのが分かってアプリごと消した(後略)」と投稿すると、娘を危険から守ろうとする呂布さんに対して、フェミニストの方から「性暴力に抗議している人たちをバカにしているのに、(娘を守ろうとしているのは)矛盾している」という意見がありました。それに対しては、「まず、性暴力に抗議している人たちをバカにしたことはないです、一度も」ときっぱり。