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鈴木エイト×本間龍 ジャニーズ騒動が浮き彫りにした日本のジャーナリズムの問題点を語る

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本間 「ジャーナリスト」っていうのはどこかからもらってくる「称号」みたいに、彼らは勘違いしてるよね。僕は報道機関に勤めたこともないし、自分ではジャーナリストって名乗らないので。

鈴木 本間さんが「ジャーナリスト」じゃなくて「作家」って言っているのと同じスタンスで、僕は自分のことを“野良系”って言ってるんですよね。“野良系”ジャーナリスト。お前はジャーナリストじゃないって言われても、そもそもジャーナリストは自称するものなので。

本間 そうそう。ある程度調べるとか少し調査することぐらいは、誰でもできるんですよ。ただ、それを第三者が分かるように発表できるかどうかっていうのは、ある程度の能力が必要とされるんだけどね。

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――ジャニーズ問題のようなことがあると、メディア側の問題は当然指摘されますよね。テレビは信用できない、真実はYouTubeにある! と言い始める人が出てきますが、そういう風潮ってどう思いますか?

鈴木 そうは言っても、みんなテレビ好きですよね。やっぱり影響力は全然違うので。でもテレビだと時間が短いから、YouTube番組とかでじっくり対談や評論をさせてもらえるのはありがたいですね。

本間龍。

本間 これが絶対正しいなんてメディアはあるはずないんです。僕もよく聞かれるんですよ、正しい情報を仕入れるにはどうしたらいいんでしょうかと。これ見てたら絶対間違いないなんていうものは、ありえません。例えば僕らのYouTubeチャンネルだっていくらでも間違いがあるわけでね。

鈴木 全部が「マスゴミ」だって片付けるんじゃなくて、見る側も、情報の取捨選択能力をちゃんと身につけなければならないですよ。

本間 1つのメディアを信用するってのは怖いけれども、だからと言ってテレビは全部嘘つきなんだから全部潰してしまえっていうのは、またちょっと違う。メディアが全くなくなったらそういう構造自体もなくなってしまうわけだし。今回ジャニーズ問題が起きたときにやっぱり、テレビ業界の中にもさすがにこれはやりすぎだと思っていた人たちはいるので、そういう反省をしてもらいながらやってくしかないかなと、僕は思ってるんだよね。

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