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咲村良子×柴田英里「水着撮影会中止はむしろ女性の権利を侵害している」

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今年も暑くなり、プールの季節が近づいてきた。昨年突然中止となった埼玉県の県営プールでの水着撮影会だが、それを受けて今年3月に「開催の手引書」が発表された。ポーズや水着のサイズなどに細かすぎる注文をつける手引書に関して、各方面から批判と困惑の声が相次いでいる。当事者である現役グラドルの咲村良子とフェミニストの柴田英里が「女性の権利」に物申す!

PROFILE:
咲村良子(さきむら・りょうこ)
1995年生まれ。大阪府出身。グラビアアイドル。アマゾンやDMMで1位にランクインした5月29日発売の新作DVD『美しいということ』では、鍛え抜かれた美しいスレンダーボディとHカップを堪能することができる。近年はタレント活動と並行し、起業して新規事業を立ち上げるなど活動の幅を広げている。

PROFILE:
柴田英里(しばた・えり)
1984年生まれ。愛知県出身。現代美術家、文筆家でフェミニスト。ジェンダー問題を中心として炎上に臆することなく積極的に発言している。3月に行われた「女性と性表現」オンライン・シンポジウムでは司会を務めた。共著に『欲望会議 性とポリコレの哲学』(千葉雅也、二村ヒトシとの共著)。

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水着撮影会へのイメージは勘違いだらけ

――昨年、埼玉県の水着撮影会中止騒動についてさまざまな論争が巻き起こりましたが、どんなご意見をお持ちですか。

咲村良子(以下、咲村)私はグラビアアイドル歴が10年ぐらいになるんですけど、毎年のように出ている定番の開催地での撮影会が突然中止になって、とてもびっくりしました。

柴田英里(以下、柴田)そのきっかけとなった炎上騒ぎを見ていて、グラビアアイドルさんの水着撮影会のシステム自体を知らない人が勝手に騒いでいるような印象を受けました。真夏にプールでみんなが遊んでる近くでハレンチな撮影会をしている! なんて勘違いをしてる人も結構いたんですよ。

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咲村 プール撮影会が開催されるのは、基本的にオフシーズンの肌寒い時期ですからね。それに、撮影会を行うときは事前に申請して会場を貸し切っているので一般人の目に触れるなんてことはありませんし。

柴田 そもそも撮りたい人しか会場に入れない状態になっていて、しっかりゾーニングされた上で開催されているのに、それをわかっていない人が多いですよね。

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