PR
PR

鈴木エイト×本間龍 ジャニーズ騒動が浮き彫りにした日本のジャーナリズムの問題点を語る

インタビュー
インタビュー社会
PR
PR

タレントを前面に出した旧ジャニーズ側の巧妙な戦略

鈴木 巨大で絶大な権力を持っていたジャニーズ事務所がまさかこうなるなんて、半年前とか1年前には想定できなかったですよね。

本間 「一月万冊」チャンネルのコメント欄にも、もういい加減許してやってよみたいなコメントが届いていますよ。普通の人は知らないからそう言うだろうけど、僕に言わせれば、ジャニーズはまさに帝国だったわけです。あらゆる物事を意のままに操って、それで気に食わない奴は思いっきり潰してっていうことを平気でやる人たちだったんで。それが今ちょっと叩かれてるぐらいでかわいそうだとかもうこの辺でなんて、とんでもない。

鈴木 大事なのは被害者に対する補償なんだからそっちをやるべきだとか、記者会見のことをいつまでもやっていても意味ないなんて言う人がいますが、それはちょっと違う。彼らのやり方の問題の追及がこのまま中途半端な形だと帝国の逆襲が始まるんじゃないかっていう危惧があるんですよね。
本間 帝国の逆襲。スターウォーズみたいな(笑)。

2023年10月2日の旧ジャニーズ記者会見。藤島ジュリー景子氏も出席。

鈴木 特にタレント2人を社長副社長で前面に出したことは、やっぱり上手いですよね。演技って言ったらアレだけど。

本間 ペラペラよく喋るよね。

鈴木 パっと見、真摯に答えてるような印象は持つし、そのことによってこの人たちをこれ以上責めるのは違うんじゃないかみたいな空気感が出てるとしたらそれは彼らの思う壺。向こうの戦略に乗せられています。ものすごく(会見の)仕切りが下手だったんですけど、あえて下手にやったって僕は見ています。あれぐらい仕切らずにやったら質問者も少ない人数で終わるだろうしという点で、いろんな意味で策略的なものはあったんじゃないかな。だからあの会見で実際何が起こっていたのかちゃんと追及した上で、補償問題であるとか今後の展開を見ていかないと、やっぱりおかしいと思うんですよね。

PR

目指すは芸能プロダクションと大手メディアの「共犯関係」の浄化

本間 他の芸能プロダクションも、わりと戦々恐々と見てるんじゃないかな。僕がジャニーズをしっかり糾弾しなきゃいけないなと思ってるのはそこでね。ここでジャニーズを徹底的にやっておけば、テレビ局とか他のプロダクションともやっぱり共犯をやめようということになって、芸能界がだいぶ浄化されていくと思うんです。

鈴木 より健全化しますよね。

タイトルとURLをコピーしました