『水曜日のダウンタウン』のせいで、ドッキリならラインを超えてもいいという風潮と、誹謗中傷文化が確実に広まった。
まさに令和ニッポンの縮図である。
その影響はYouTubeにも及んでおり、ほぼ全てのエンタメ系YouTuberはドッキリ企画を行なっている。
YouTubeは誰もが利用するプラットフォーム。安易なやらせを信じてしまうバカな大人を大量に生んだ罪は重いし、YouTuberに憧れるような残念な小学生を増やしたのも社会にとって悪影響だ。安易なドッキリで金を稼げると知った子供は勉強をしなくなり、国の生産力は落ちていくだろう。
現在の日本では、ドッキリ番組がイジメを助長し、それをYouTuberがマネをし、バカを増やす。そのバカがドッキリ番組を喜んで見て、イジメを行うという負のループが起きている。社会問題のほとんどは、すべてドッキリ企画のせいと言ってよいのかもしれない。
文/岡星漫太郎